平塚市の龍城ケ丘プール跡地開発に伴う樹林帯伐採について、計画見直しを求める市民グループ「豊かな海と暮らす平塚市民の会」(米澤正己代表)が3月25日、黒岩祐治神奈川県知事に対して、同開発を進めるにあたり市が県に申請する「占有許可」を認めないでほしいという請願書と署名5828筆を提出した。小板橋聡士副知事が受け取った。
当日は、植生生態学を専門とする横浜国立大学の藤原一繪名誉教授も同席。生物多様性の保全のほか、東日本大震災などで津波被害のあった海岸林の緩衝機能の調査などを行っている経験から、同樹林の防災機能についても言及し、伐採の見直しを求める意見書を小板橋副知事に渡した。
小板橋副知事は「(占有許可について)平塚市から正式な申請はまだない。申請がきたら、法に則った対応をしっかりとさせていただきたい」とコメント。米澤代表は、「地元住民は樹林伐採に関して、砂害や風害、塩害、津波等の地域防災や生活に影響があるのではと不安に思っている。伐採について反対している地元住民がいることを県に伝えたかった」と話していた。
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