東京2020五輪の聖火リレーが行われる中、1日・2日には市役所1階で聖火リレートーチが展示され、多くの市民が来庁した。期間中は前回の東京五輪で聖火ランナーを務めた下島在住の新藤忠さん(76)が所有するトーチも併せて展示。1日には新藤さんが会場を訪れ、報道陣の取材に応じた。
新藤さんは、勤務していた横浜ゴム平塚製造所の陸上部で活躍していた19歳の時、平塚商工会議所から推薦を受け、聖火ランナーに選出。1964年10月7日、旧国道1号「四ツ角交差点」〜馬入橋を渡り切った地点までのおよそ1・5Kmをトーチ片手に走った。
沿道には多くの人が集まり、屋根に登って声援を送ってくれる人もいたという。「でも、トーチの火を消さないことだけに集中していて、まわりの景色はあまり記憶にありません」と新藤さん。
コロナ禍で聖火ランナーを務める「後輩」たちには「この体験は一生の宝になる。楽しんでほしい」とエールを送っていた。
聖火リレーは3月25日に福島県を出発し、6月28日午後3時40分ごろに平塚駅南口周辺に到着予定。国道134号から湘南大橋を渡り、茅ヶ崎公園野球場方面へと向かう。東京五輪の開幕は7月23日。8月8日閉幕。
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