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平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2021.06.17

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「キャンプ女子」の草分け
市内在住の森風美さん

  • 著書を持つ森さん

  • ソロキャンプの様子

  • クルマキャンプも行う



 コロナ禍で密集や密閉が敬遠される中、キャンプに熱い視線が注がれている。「キャンプ女子」の草分け的存在として「女性でも楽しめるキャンプスタイル」を発信する市内在住の森風美さん(26)に魅力を聞いた。





 キャンプ場で年間80泊以上という森さんは現在、女性向けアウトドアウェブメディア「なちゅガール」の編集長を務めるほか、チャンネル登録者数3万人を超えるYouTube「もりふうみチャンネル」を運営。ツイッターのフォロワーは1万8千人を超えるなど、女子キャンパーのライフスタイルモデルとして注目を浴びている。





 平塚市出身の森さんは、アウトドア好きの両親の影響もあり、幼少期からキャンプに親しんできた。「家でダラダラ漫画を読んで過ごすなら、場所をキャンプ場に変えるだけで、ただ漫画を読む行為が贅沢な時間となり、心身のリフレッシュにもつながる」と、非日常の体験がもたらすキャンプの効用を説明する。





 湘南高校に在学中は茶道部に所属していた。当時は「アウトドアタイプではなかった」が、慶応義塾大学在学中に行ったキャンプが転機に。今から5年ほど前に業界誌で見かけたソロキャンプ用テントの可愛らしさに惹かれ、初めてのソロキャンプを敢行。その様子をSNSで発信すると、同世代の人たちから多くの反応が寄せられた。





 その後も国内外でのキャンプの様子を発信したほか、季節ごとのコーディネートをおしゃれに紹介するなどし、ソロキャンプのアイコンとしての地位を確立した。





指南書を出版





 「ソロキャンプを通して前向き、能動的になった」と語る森さんは「人生を変えるほどの魅力を持つキャンプを知ってほしい」と著書「はじめよう!ソロキャンプ」(山と渓谷社/1300円)をこのほど出版した。





 キャンプに関心のなかった人でも楽しくソロキャンプを始められる、そんな指南書となっている同書は、ラスカ平塚のサクラ書店、ららぽーと湘南平塚の有隣堂などでも販売中。森さんは「平塚の周辺には素敵なキャンプ場が多い。ぜひソロキャンプに挑戦してほしいです」と話している。

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