戻る

平塚・大磯・二宮・中井 文化

公開日:2021.12.09

神奈川の酒蔵 1冊に
元長屋店長 内田さん執筆

 今年1月、惜しまれつつも閉店した宝町の飲食店「相州長屋湘南平塚店」の元店長で利き酒師の内田潤さん(51)=写真=が、2019年から執筆していた神奈川新聞の連載「酒蔵探訪」が書籍化される。12月20日頃から全国書店で発売。内田さんは「地元の日本酒に興味を持つ入口として楽しんでもらえたらうれしい」と話す。



 「酒蔵探訪」は、県内の酒蔵組合加盟の13蔵を、内田さんが紹介する形で19年9月〜21年5月、全28回掲載された。各酒蔵の日本酒の魅力はもちろん、普段から酒蔵と交流のあった内田さんならではの切り口で語られる文章は、造り手の横顔まで伺えると人気の企画だった。



 内田さんが日本酒と出会ったのは21年前。長屋の店長に就任したことをきっかけに、長く愛される店を目指し「日本酒」にこだわった店づくりを始めた。「日本酒について右も左もわからない状態。取引のあった酒屋さんに通って教えを請い、日本酒の本を読み漁った」という内田さん。その熱意が認められ、師匠のように慕っていた酒販店店主に問屋向けの試飲会に連れて行ってもらったり、酒蔵を紹介してもらったりしたという。



 「神奈川の日本酒の魅力は各酒蔵の個性溢れる取り組み。レストランを経営するところ、米作りから始めているところ、みりんや甘酒の加工品を販売しているところもある。果物狩りに行くように酒蔵で日本酒狩りはいかがですか」と話していた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの新着記事

平塚・大磯・二宮・中井 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS