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平塚・大磯・二宮・中井 政治

公開日:2022.01.27

龍城ケ丘整備事業
塩風調査法を発表
海岸地域10カ所で実施

  • 塩と風の調査範囲(赤い囲み)。青い囲みが事業地

 平塚市は1月13日、湘南海岸公園龍城ケ丘ゾーン整備・管理運営事業に伴う住宅地等への影響を確認するための塩と風の調査方法を発表した。

 塩、風ともに調査期間を整備前の2022年2月から5月までと、整備後の24年2月から5月までに設定。南西から強い風が吹くことを考慮し、龍城ケ丘と袖ケ浜の一部の地域を調査範囲とする。

 塩に関してはドライガーゼ法を採用し、飛来塩分量を計測。風については、風向風速計を設置し、整備前と整備後の影響を確認する。公共施設等の10カ所に設置を予定しているほか、今後自治会の協力を得て調査個所を追加する予定だという。

 平塚市が計画している龍城ケ丘プール跡地を含む海岸エリアの開発では、計120台分の駐車場整備に伴い、樹林伐採が予定されている。「飛砂や塩害、風害、津波等の被害を防ぐ樹林の機能が失われるのでは」と地元住民からは伐採に反対する声が上がっている。

 塩風害の調査については昨年4月、伐採に反対の立場の市民団体が、龍城ケ丘・袖ケ浜・虹ケ浜50カ所で、ドライガーゼ法で実施しており、樹林が途切れているプール跡地や樹林の密度が薄い箇所で飛来塩分濃度が高いという結果が出ていた。

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