平塚市では7月から、3歳児健康診査で子どもでも簡単に視覚検査ができる検査機器(スポットビジョンスクリーナー)を導入し、目の屈折検査を実施している。
同機器は、近視・遠視・乱視などの屈折異常や屈折の左右差、瞳孔不同、斜視などを数秒で発見できるという。
検査は保護者が子どもを抱っこした状態で行い、子どもは機器のレンズを見るだけ。1分未満で完了するという。担当の市健康課では「屈折検査で異常を指摘された場合でも、その日のうちに精密検査受診票を受け取ることができるため、以前よりもより早い段階で治療を開始できる」と話す。
子どもの視力が発達する時期は3歳から5歳がピークで、6歳から8歳ごろには成人とほぼ同等になるといわれている。同課によると、この時期に屈折異常や斜視などの問題があり治療が遅れると、視力が正常に発達せず弱視となることがあるという。
同課では「子どもは見えにくさを自覚していないことが多く、家族も気づきにくいことがあるため、異常を早期に発見し適切な治療につなげることが大切」と呼びかけている。
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