市民公開講座「丹野智文 認知症と共にあゆむ〜当事者からのメッセージ〜」が9月19日に平塚プレジールで開催され、約100人が足を運んだ。
講座では、若年性認知症の当事者であり、おれんじドア代表の丹野智文さんが講師を務めた。途中からは曽我病院(小田原市)の若年性認知症支援コーディネーターの田中香枝さんとの対談形式で行われた。
丹野さんは診断を受けてからの経験や、認知症と共に住み慣れた地域で自分らしく生きるということ、自身が当事者支援をする中で最も大切にしていることなどを講演。
昨年、顔面麻痺になり顔の右側が思うように動かせないにもかかわらず、終始明るい声色で講演した丹野さん。「認知症になると何もできなくなると思っている人が多いけど、失敗を恐れずに自立することが大切。できることを奪わないで」と呼びかけた。丹野さんは「顔面麻痺になり笑顔が作れないけど、心の中は常に笑顔でいたい」と締めくくった。参加者らは、貴重な話に真剣に耳を傾けていた。
同所では、18日と19日の2日間、「第1回全国の集い㏌湘南ひらつか2022」が開催され、多数の医療・介護関係者が参加した。
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