平塚・大磯・二宮・中井 意見広告
公開日:2023.02.23
企画/落合かつひろと平塚をつくる会
ずっと、選ばれるまちに
対談 落合克宏市長×河野太郎デジタル相
落合克宏平塚市長と河野太郎デジタル大臣が今月、平塚市内で対談した。子育て施策やツインシティ大神地区と中心市街地のまちづくり、ベルマーレ支援、行政サービスのデジタル化などで意見を交換した。
落合 河野大臣、今日はお忙しいところ、ありがとうございます。
河野 落合市長には、ワクチン接種やマイナンバーカードの交付など、私が閣僚として担当する業務にご協力いただき、ありがとうございます。
落合 河野大臣の政策を進める実行力と押印廃止をはじめとする決断力には、日頃から感心しているところです。ワクチン接種も進み、地域社会もようやく日常を取り戻しつつあります。
子育て支援は未来への投資
河野 この3年間、日本は、コロナ禍の影響を大きく受けました。90年代には年間120万人台で推移していた出生数が、予測よりも8年も早く80万人を割り込みました。コロナが少子化を加速させています。
落合 平塚市の出生数も、大きく減少しました。まちを持続させていくには、社会を支える若い世代が欠かせません。コロナ禍のトンネルを抜けたら、出生数の減少を食い止める取り組みが、待ったなしと感じています。
河野 少子化対策のためにも、子育て支援が欠かせません。子ども1人の家庭が増えました。2人目がほしいと思っている夫婦が安心して2人目を産み育てられる環境づくりが大切だと思います。
落合 そのためのポイントは3つあると思います。1つ目は、父親が育児に参加すること。そのため、平塚市は、これまでのイクボス企業に対する補助に加え、産後パパ育休を促進するメニューなども創設します。さらに、私からも経営者に対して育休の取得促進をお願いしていきます。
河野 父親が家事や育児に深くかかわるほど、夫婦が2人目をもうける確率が高まることが分かっています。メアリー・ブリントンさんの『縛られる日本人』にあるように、赤ちゃんを入浴させる時間までに帰宅する父親が増えれば、日本の出生数が高まるかもしれないとの研究もあります。
落合 2つ目は、子育て中の女性も働きやすくすること。おむつのサブスク支援や保育士のさらなる手厚い配置も進めて、安全、安心な子育て環境を提供していきます。
3つ目は、子育て費用の負担を社会全体で支えること。私が市長に就任して以降、小児医療費の助成について、順次対象を拡大してきました。現在は中学校3年生までで所得制限は設けていません。今後は、対象を高校生まで拡大していきたいと思います。
河野 国の「こども家庭庁」が4月1日に誕生します。国は、子ども子育て施策を、「最も有効な未来への投資」と考えて推進していきます。
落合 国の施策に注目しながら、平塚市は基礎自治体としての役割をしっかりと担っていきます。
河野 「こどもまんなか社会」の実現に向け、子ども政策に国と自治体、力を合わせて全力で取り組んでいきましょう。
まちづくりにスピード感を
落合 先日はツインシティ大神地区のまちびらきにご出席いただき、ありがとうございました。
河野 平塚の北の核の姿が見えてきましたね。しかし、残念ながら東西のツインシティの姿がなかなか見えてきません。
落合 新幹線新駅を相模川に架かる橋上駅にして、東西に出口を設けたらどうかという式典での大臣の提案は、インパクトがありました。
河野 一度決めたら、何が何でもそれでやらなければならないというのはおかしいと思います。新幹線新駅は、早く進めることでみんなの利益になります。
ツインシティ大神地区の完成が見えてきた中で、次の課題は中心市街地の再活性化ですね。
落合 昨年7月に3千人の市民を対象に「中心市街地をどんな場所にしたいか」を尋ねたアンケート調査では、「買い物をしやすい場所」が最も多く、次いで「ゆっくりと時間を過ごせる場所」となりました。こうした結果などを踏まえて「駅周辺地区をみんなのリビングに〜居心地のよいまちなかづくりによる賑わい・交流の創出〜」をたたき台に、平塚駅周辺地区の将来像を創っていきます。
河野 中心市街地を動かしていくには、民間の意欲やアイデアを取り入れて生かしていくことが大切ですね。
落合 そのとおりです。例えば高度な土地利活用のため、高層の建物の建築も必要になると思います。そのため、市の条例などの思い切った見直しも検討していきます。
河野 民間建物の再開発や共同化を推進することで、駅周辺地区全体の価値を向上できるのではないでしょうか。
落合 民間の動きが加速化するよう、投資意欲を促すような支援も検討しています。また、実現可能な支援策については、前倒しで進めていきたいと思っています。
河野 平塚市の人口は8年連続で転入超過となり、昨年は過去30年で最多の1676人でした。しかし、東京ではすでに都心回帰が始まっています。平塚が選ばれ続けるまちになれるようにしなければなりませんね。
落合 はい、市民意識調査では「住み続けたい」という前向きな回答が約9割となっています。また、本当に住みやすい街大賞・シニア編では、令和2年と3年に3位を獲得しています。これを維持できるよう、誰もが活動しやすい居心地のよいまちづくりを目指していきます。
市民総ぐるみでベルマーレ支援
河野 平塚といえば七夕とベルマーレですが、サッカー専用スタジアムについてはどうですか。
落合 ベルマーレは平塚の宝です。私も市長として、ここ7年間でもスタジアムの照明塔改修や使用料減免など14億円に上る支援をしています。これは、歴代市長と比べても大きな額だということは事実です。今後、ベルマーレが主体となって専用スタジアムを造るのであれば、平塚市以外は考えられません。市としてしっかり応援していけるよう、市長として決断していきたい。そのためのベルマーレ基金のようなものも提案していきたいと思います。
河野 いいアイデアだと思います。商工会議所などを中心に、広く盛り上げていきたいですね。
デジタル化でさらに便利に
河野 マイナンバーカードの交付で、平塚市にもご協力をいただいています。
落合 平塚市では1月末にはマイナンバーカードの交付枚数が15万9千枚になりました。
河野 交付率62%は、全国平均、神奈川県平均のいずれも上回っています。ご協力ありがとうございます。2月6日から、マイナンバーカードを利用した引っ越しワンストップサービスも始まりました。
落合 引っ越す時の転出届の提出に市役所に来ていただく必要がなくなりました。転入届もあらかじめ市役所で必要な手続きを用意しておくことができるようになります。
河野 ありがとうございます。デジタル庁も平塚市の取り組みを応援していきます。
落合 デジタル化で皆さんの生活がさらに便利になるよう、しっかりと進めていきます。今日はありがとうございました。
落合かつひろと平塚をつくる会
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