どうする平塚　意見広告
少子化対策待ったなし！
市議会議員　野崎しんや

　平塚市は、昨年の人口動態で１６７６人の社会増となるなど８年連続で転入超過が続いています。この流れを加速させるためにも、子育て世代の転入定住を促進する施策が不可欠です。

　平塚には湘南ひらつか七夕まつりや美しい海岸など、魅力ある観光資源が数多くあります。これらを有効活用することで、若い人たちに平塚の良さをＰＲすることができるはずです。

結婚するなら平塚

　私は20年以上七夕に携わっており、市議会議員になる前には「七夕結婚式」を企画して２年間にわたり七夕期間中に実施しました。七夕といえば織り姫と彦星の伝説の通り「出会い」がキーワードです。「出会いのまち平塚」というイメージを打ち出し、若い人たちが「結婚するなら平塚」と思えるような取り組みを進めることは、将来の移住定住促進につながるのではないでしょうか。

　三重県桑名市では、大手マッチングアプリを運営する企業と連携協定を結び、婚活イベントを共同開催するなどユニークな事業を展開しています。出生率の低下が想像を超える速さで進む中、平塚市もこのような施策を参考に結婚から出産、育児に至るまで、切れ目のない支援を通して若い世代を支えていくことが有効と考えます。

　もう一つ重要なのが若年層の雇用支援です。収入の不安などが原因で結婚に踏み切れない現状がある中で、市内産業を強化し、非正規労働者を含めた安定的な雇用の受け皿や住まいなどを確保していくための後方支援が平塚市には求められています。

龍城ケ丘プール跡海岸観光の拠点に

　龍城ケ丘プール跡地の総合公園整備に代表される海岸の魅力アップは、平塚市にとって重要な事業の一つです。

　整備をめぐっては、塩・風の調査や既存樹木の保全、市民意見の反映などについて検討するため当初の施設配置を見直し、事業者との実施協定締結期限が延期されました。一方、今年２月には警察との交通協議が終了し、今後は県の占有協議を受けて実施協定締結に向けた手続きを進めていくことになります。

　車いす利用者など障害がある方も快適に利用できる公園ができることで、海岸エリアが一層魅力ある存在になることは言うまでもありません。私も様々な意見に耳を傾け、より良い海岸のあり方を考えていきます。

金目川下流域整備

　私はかねてから、金目川下流域の治水に関する重要性を議会で訴えてきました。県によって花水川の護岸整備は順調に進み、金目川の景色も見違えるほどになりました。流域に住む方々の安心安全に向け、今後も防災の観点から市に対して速やかな河川整備を呼び掛けていきます。