塗装のボランティア団体「神奈川塗魂(とうこん)ペインターズ」(相馬純神奈川長)が、エリザベス・サンダースホーム澤田美喜記念館(大磯町)の外壁を無償で塗装し、5月22日に完成記念式典が行われた。
同ホームは三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎の孫である澤田美喜氏が設立した児童福祉施設。記念館はその遺志を引き継ぎ1988年に開設された。
築30年以上経つ同記念館は数年前から雨漏りに悩まされ、話を聞きつけた相馬さんが修繕に合わせて塗装を申し出た。相馬さんは「施設の修繕費が浮けば、子どもたちのために充てることができる」と思いを語る。
相馬さんが経営する(有)相馬工業をはじめ、県内27社が所属する同団体。2020年の結成以来、市内外で小学校の遊具を塗装するなどの活動を行っている。今回は今年3月から約2カ月をかけて、メンバーとその家族、約50人が休日を利用して施設の屋根や外壁を塗装した。
記念館の武井久江さんは「こんなに素晴らしい活動をしている団体を初めて知った。感謝してもし切れない」と話した。
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