人気ゲーム「ドラゴンクエスト」シリーズのシナリオディレクターなどとして活躍した、平塚市出身の藤澤仁さん(53)が手がける絵本『まいごの女の子とトレンディ☆ゴースト〜あるいて つくる えほん〜』(定価1400円+税)が、10月29日から高久製パンなど市内5店舗で販売されている。
絵本は、名前を忘れた女の子とおばけのエリーが、名前を思い出す旅の道中で様々な悩みを解決していくストーリー。空白になっていて読めない部分を、販売店に置かれたスタンプを押すことで完成させていき、5店舗を周ると1冊ができあがる体験型の作品だ。
東中原出身の藤澤さんは23歳まで平塚で過ごし、過去にはドラゴンクエストを制作するスクウェア・エニックスに在籍。5年ほど前にシナリオ制作会社のストーリーノート(東京都)を起業した。
藤澤さんは「学生時代は高久製パンのパンを食べて育った。思い出深いお店で販売されることは感慨深い」と思いを語った。
家族の思い出一緒に楽しんで
絵本を取り扱うケーキ販売店「ドミネジョワ」(明石町)では、3歳と9歳の子ども連れがスタンプを集める姿があった。保護者は「子どもたちがやってみたいと言うので買ってみた。隠れている文字を埋めるのが楽しい」と話し、2日間で4つのスタンプを押すなど家族で楽しんでいるという。
藤澤さんは「家族で一緒に出かけた思い出が形として残る、世界にたったひとつの絵本として楽しんでほしい」と話している。
販売店は以下。三秀堂(見附町)/八百屋コウタのフルーツパーラー(宮松町)/高久製パン(宝町ラスカ内)またはシャンパンベーカリー(桜ケ丘)/市観光協会「みなくる平塚」(紅谷町)/ドミネジョワ(明石町)。今後は茅ヶ崎市、大磯町などを含め、関東を中心に20以上の地区で販売が予定されている。
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