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公開日:2024.01.18
自動運転バス実証実験
平塚駅南口で22日から
客乗せず平日6便程度
平塚市は、神奈川中央交通などと進める路線バス自動運転の実証実験について、1月22日から平塚駅南口の既存バス路線で走行を始める。運転手が乗車し、ハンドルやアクセル、ブレーキ操作は自動で行う「レベル2」の段階で、将来的には特定条件下での完全自動運転となる「レベル4」での運行を目指す。
実験は、神奈中が運行する「平15系統」(平塚駅南口〜すみれ平〜湘南海岸公園〜平塚駅南口)と同様の区間で、1月22日から2月2日にかけての平日に実施。走行距離は約4・3Kmで、松風公園入口を除く区間内全てのバス停に停車する。一般の利用者は乗せず、午前11時から午後4時30分の間に6便程度を運行予定という。
市によると、神奈中と自治体による路線バスの自動運転実証実験は初の試み。自動運転レベルは「2」で、システムがハンドルやアクセル、ブレーキ操作を自動で行い、自動運転バスの操作を習得した運転手が状況に応じて手動運転に切り替えて走行。平塚駅南口駅前広場内は、安全性確保のため手動で運転する。
実験車両はいすゞ自動車が製造する自動運転仕様の大型バスで、全長約11m。車両上部の前方と後方に設置したセンサーが照射するレーザーの反射光を基に、対象物までの距離や対象物の形を計測し、高精度な3次元地図を使用した自動運転を行うという。
市は将来的に完全自動運転となる「レベル4」での運行を目指しており、社会インフラである路線バスの運転手不足解消や運行ダイヤの維持などにつなげたい考えだ。
実験開始にあたり、市と神奈中やいすゞ自動車、自動運転システムの開発事業者など6者で連携協定を結び、19日に締結式を行う。
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