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SEISA OSA RHEA選手がいるまち 学食でつながるレイアの輪 株式会社TwinS 夏目萌由さん

社会

公開:2024年7月12日

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昼食の準備を終え、厨房に立つ夏目さん
昼食の準備を終え、厨房に立つ夏目さん

 女子サッカーのアマチュア最高峰「なでしこリーグ」の2部に2024年シーズンから参入しているSEISA OSA レイア湘南FC。多くの選手が、学業や仕事を両立させながら、競技に打ち込んでいる。

 副キャプテンの夏目萌由さん(24)は、星槎国際湘南の学食事業などを手掛ける株式会社TwinSに正社員として勤務し、調理などに携わる。

 愛知県豊橋市出身。中学生の時、所属していたチームが大会で星槎と対戦したことがきっかけで、柄澤俊介監督から星槎国際湘南への進学を打診された。「対戦したときに、星槎のサッカーのレベルの高さに驚き、同年代だとは思えなかった。『ついていけないかも』と弱気な気持ちもありましたが、両親が背中を押してくれた」。当時、県外からの生徒は2人だけ。「寮1期生で、人数も少なかったので、ルームシェアという感じだった」と振り返る。

 産業能率大学在学中から、アルバイトとして同社で勤務していた夏目さん。「知り合いばかりでありがたい」と話すが、学食を利用する190人分の昼食づくりに、初めのうちは苦戦したそう。「朝8時〜11時の間に1人で作らないといけないので、最初は段取りを紙に書いていました。使う食材もお肉19kgやお米30kgなど、とにかく大量です」と笑う。昼食の他、寮生の朝食、夕食も提供する。

「いっぱい食べな」後輩に声掛け

 「中学生の頃は人見知りで、話しかけるのも話しかけられるのも苦手だった」とぽつり。

 親元を離れた寮生活で鍛えられ、人見知りを克服した今、チームを運営する上で最も大切にしているのは「会話」だ。かつての自分のように、練習でへとへとになって食堂を訪れる後輩たちに、「いっぱい食べな」と笑顔で声をかけるのも日課の一つだ。

 「高校を卒業したら地元に帰るという県外出身者も多いので、私のような続け方もあるんだ、やってみようかなと思ってほしい」と話し、「レイアは下級生が成長することで強くなっていくチーム。私も寮生の頃、先輩が話しかけてくれるとうれしかったので、返していきたい」と目を細めた。

■大磯・二宮・中井版で掲載してきたバックナンバーは「選手がいるまち タウンニュース」で検索し読むことができます。

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