大磯町は9月3日、2025年に開催を予定している日本国際博覧会(大阪・関西万博=25年4月13日(日)〜10月13日(月))を契機に、地域住民と万博参加国が交流する「万博国際交流プログラム」に登録されたと発表した。子どもを中心とした交流事業を予定しているという。同プログラムの自治体登録は県内初。
大磯町が交流するのはアフリカ・ウガンダ共和国。同国と大磯町の関わりについては、大磯ロータリークラブが2019年に同国の衛生環境改善などに取り組む日本のNPO法人を通じて資金援助を行ったほか、23年には同国ブタンバラ県にある学校に雨水貯水タンクと浄水フィルターを寄贈するなどの交流がある。
大磯町では「子育てでみんなわくわく大磯」を合言葉に、こども家庭庁が定めるこども大綱に基づいた「(仮称)大磯町こども計画(五か年計画)」の策定を進めており、子どもたちが健やかに成長し、子育て世代が安心して暮らせる社会を目指す過程で、子どもたちが主体的に国際感覚に触れ、刺激を得る機会として同プログラムの登録申請を行った。交流に関わる事業費は国庫から支出される。
大磯町子育て支援課職員は、「大磯町は世界でも活躍した多くの政財界人が居を構えた地。地元の子どもたちが多様な経験を通じて、世界にはばたいてくれればうれしい」と話していた。
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