神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

平塚人物史研究会 10人展で女性にエール 5月18日まで市博物館

文化

公開:2025年5月9日

  • X
  • LINE
  • hatena
活動メンバーと早田学芸員(右)
活動メンバーと早田学芸員(右)

 特別展「近代ひらつかの女性たち」が平塚市博物館で5月18日(日)まで開催されている。主催は市民グループ・平塚人物史研究会(星賀典子代表)と同館。

 同会は、平塚にゆかりのある先人の偉業を後世に伝えることを目的に2011年に発足され、現在6人で活動している。

 同年に神奈川県の女性史編纂の専門委員・江刺昭子さんが講師を務めた市民講座「地域人物史・女性史」をきっかけに活動開始。女性史が専門ではない同会だが、今回の展示では江刺さんの助言のもと、女性の人権が著しく制限されていた明治から昭和の時代に生きた10人の足跡を紹介している。

親族から証言得る

 同展は、国際女性年の宣言から50年のタイミングで企画した。星賀代表は、「過去の資料を参考にするだけではなく、親族からの新しい証言もまとめてきた」と話す。

 平塚市で初めて幼稚園を創立した比企キヨの孫娘からは、家族写真を提供してもらった。「関東大震災で怪我を負ってしまったという貴重な話も聞くことができた」と星賀代表。

 寺田縄に住んでいたという日本人初のオペラ上演で主演を務めた戸倉ヤマの資料は、市立金田公民館にも残されていた。ヤマのひ孫の男性が3〜4年前に同館を訪れていた縁で、昨年秋にヤマの孫娘から話を聞くことができ、知られざるヤマの生涯を浮かび上がらせる。ヤマが香淳皇后から贈られた花瓶も借り受け、展示している。

 星賀代表は、「メンバーはじめ、協力してくださった須賀史談会、四之宮郷土史同好会、早田旅人学芸員のお陰で多様な視点から人物の生き方を伝えられた」と感謝を述べる。

 「女性を元気にしたい」という思いを原動力にする星賀代表は、「まちをつくってきた女性や、生きづらさを抱える女性たち、地域のことを考えるきっかけにしてほしい」と呼びかけた。

 5月10日(土)午後2時〜3時は、同会による展示解説も行われる。

7月20日は参議院議員通常選挙

期日前投票もご活用ください!7月4日~7月19日

https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/senkyo/page-c_00843.html

<PR>

平塚・大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6

力合わせて「どっこいしょ」

力合わせて「どっこいしょ」

こいそ幼稚園で地引網体験

7月8日

おこづかいを親子で学ぶ

おこづかいを親子で学ぶ

8月2日 二宮町ラディアンで

7月7日

夏のグルメ祭り

夏のグルメ祭り

7月12日 二宮ラディアンで

7月5日

清水さんが全国へ

平塚学園高

清水さんが全国へ

女子円盤投げに出場

7月4日

南原小で楽しく学ぶ

南原小で楽しく学ぶ

青指とMNラボ共催

7月4日

朝顔で児童と企業が交流

朝顔で児童と企業が交流

栽培キットなど寄贈

7月4日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

平塚・大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚・大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年7月10日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Facebook