平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.08.29
二宮町
自助に補助金利用を
止水板や貯留槽に
二宮町は、台風10号による記録的な大雨と葛川の溢水で、土砂崩落が発生したほか、個人宅や商店で浸水被害が出るなど、甚大な被害に見舞われた。町内全域に初の警戒レベル5「緊急安全確保」が発令された。
この教訓を踏まえ、町は被害軽減を図るための自助対策に力を入れ、町民を対象とした補助金制度を設定している。
自宅や店舗への浸水を防ぐ止水板、降雨時に雨水を貯留し生活用水として利用できる貯留槽の設置費用を助成する。
町都市部下水道課職員は積極的な利用を推奨。「日頃からの小さな備えが安心につながるのでご活用下さい」と話した。
出前講座で啓発
地域住民への防災意識の啓発活動も進めている。町内各地域で定期的に開催されている「地域の通いの場」では、出前講座を開催し、日頃からの備蓄食料や携帯トイレの準備、ハザードマップの確認などの災害に備えることへの重要性を継続的に訴えかけている。
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