平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.08.29
女性目線で見る防災
地域団体が啓発
二宮町の女性8人で構成される「二宮町女性防災隊」(磯部和美隊長)が、生活に根差した「女性目線」の防災活動で、地域住民の安全意識向上に貢献している。
同隊は1998年の結成以来、地域での防災訓練や小学校での授業などを通して、災害時に役立つ知識を伝えている。
大規模災害時の避難所では、多くの人が共同生活を送るため、着替えやトイレといったプライベートな問題が課題となる。磯部隊長は、周囲に配慮した具体的な対策の必要性を訴える。「状況によるが、着替えの際は2人組になり、1人が布などで目隠しをするなどの工夫が有効」と話す。
普段からの備え
防災グッズがなくても、家庭にあるものを活用できる防災術を伝えているのも同隊の活動の特徴だ。段ボール箱を組み立てて簡易トイレを作り、中にビニール袋と、ちぎった新聞紙を入れることで水分を吸収させることができる。
9月22日(月)に同隊は、こうした知識を広めるため、元町北防災コミュニティーセンター(二宮1428)で防災講話を実施する。
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