平塚・大磯・二宮・中井 社会
公開日:2025.12.05
二宮中4人が優秀賞
県文化財保護ポスター
県内の中学生を対象にした「第54回文化財保護ポスター」の入賞作品がこのほど決定した。応募のあった476点から52点が入賞し、二宮中学校2年生の4人が「優秀賞」に選ばれた。
同事業は、次代を担う子どもたちに文化財を守る心を育んでもらう目的で毎年開催されている。同校では美術の課題として2、3年生が制作に取り組んだ。
「わたしたちの文化財」部門
友田愛梨さんは、首里城を題材に選んだ。「燃えたりしているのに、何度も修復されてきたので、保護というテーマに合っていると思った」と話す。瓦屋根の描写に綿棒を使うなど工夫を凝らし、遠近法を用いた構図で仕上げた。「受賞できるとは思っていなかった。来年こそはもっと良い絵を描いて最優秀賞を目指して頑張りたい」と意欲を見せた。
坂井みのりさんは「鉄造不動明王座像」を描いた。「文化財を調べていたときに不動明王の画像を見つけた。一瞬でイメージが頭に浮かんできて、その迫力に圧倒された」と振り返る。不動明王の迫力を出すため、影の質感、陰影のコントラストを意識して、赤色のグラデーションで燃え上がるような背景を描いた。「初めての応募で入賞してびっくりした」と話した。
「世界遺産登録をめざす鎌倉」部門
本杉菜々花さんは校外学習で鎌倉に行った際に初めて乗った「江ノ電」をタイトルに制作した。「景色やレトロな雰囲気が良かった」と話す。踏み切りと江ノ電の景色を、淡い色使いで統一し、細かい影、空や海のグラデーションを繊細に表現した。元々絵が好きで過去にも絵画で入賞経験のある本杉さん。「驚きが大きかったけれど、うれしかった」と喜んだ。
田中大翔さんは「もっと多くの人に知ってほしかったから」と「鎌倉大仏」を描いた。
迫力を出すために、下から見上げた構図を意識した。大仏の写真を見ながら、衣のしわや顔の影などをさまざまな色を使い丁寧に描いた。田中さんは「自分の頑張って描いた絵が認められてうれしい」と笑顔を見せた。
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