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平塚・大磯・二宮・中井 社会

公開日:2026.01.09

消防団で磨く 夢への熱意
1月10日(土)は平塚市消防出初式

 「自らの地域は自らで守る」という精神のもと、火災や大規模災害時に駆けつけて消火・救助・避難誘導などを行う「消防団」。担い手不足が全国的に課題となる中、平塚市消防団では学生団員が活躍中。昨年11月に行われた平塚市消防団消防操法大会にも出場し、最優秀賞を受賞した第6分団(西海岸分団)の内田亘紀さん(22)と兼子桃花さん(21)は、「消防職員になりたい」という思いを持ち、基礎的な技術を学ぼうと消防団の門を叩いた二人だ。

飛び込んだ消防団の世界

 内田さんが入団したきっかけは、就職活動の際の自己分析。「消防士になりたい」という思いに気づき、どうしたらなれるのかと調べていくうちに消防団の存在を知った。「消防を目指すのが他の人より遅かったので、学生のうちに基礎知識や技術を身に着けたかった。オンラインで入団申請もでき、こんなに簡単に入れるんだと驚いた」と振り返る。

 入団して1年の内田さんは、昨年11月の操法大会に1番員として出場し「最優秀個人賞」を受賞した。「団の皆さんが快く受け入れてくれ、指導してくれたおかげです」と感謝する。

父の背中に憧れ同じ道を志す

 消防職員の父を持つ兼子さん。小さい頃から消防に強い憧れがあり、高校卒業後は救急救命を学べる専門学校へ進学した。より実践的に消防現場に触れる機会を求め、消防団に入団し3年目。「団に入ったことで、父がたくさんの市民の安全を守っていると実感できた」と目を細める。

 6分団に入った当初、女性団員はいなかった。体力的にもついていけるか不安があったというが、「地元の団だったので知っている方もいて、みなさん優しくサポートしてくれました」と兼子さん。今では、女性団員が5人に増え、「より賑やかになりました」と笑顔を見せる。

 4月からは、平塚市消防本部の職員として活躍する予定の二人。最終面接の直前に管轄地域内で火災があり、初めて火事現場に出動した。指揮隊や消防隊の活動を目の当たりにし「ここで力になりたい」という思いを強くしたという。「消防団での経験を生かして、地域と消防をつなぐ役割を担えたら」と声を揃え、新年度からは消防職員として平塚市民の暮らしを守っていく。

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