大磯・二宮・中井版 掲載号:2019年9月20日号 エリアトップへ

鴫立庵の第二十三世庵主に就任した 本井 英さん 逗子市在住 74歳

掲載号:2019年9月20日号

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俳句の魅力を伝え広める

 ○…日本三大俳諧道場の一つに数えられる鴫立庵の第二十三世庵主に就任した。西行祭の選者を10年以上務めており「国文学を学んだものとして鴫立庵はとても興味深い場所。機会があれば庵主を務めてみたいと思っていた。鴫立庵の魅力を町内外の人に伝えられるように努力していきたい」と真摯に思いを語る。

 ○…埼玉生まれの鎌倉育ち。母が星野立子(俳人。高浜虚子の次女)に師事していたことから、よく家で句会が開かれていた。「句会の日は暗くなるまで外で遊んでくるように言われていたので、あまり良い印象が無かった」と幼少期の不満を笑い飛ばす。野球、テニスに励むスポーツ少年だったが、高校で体を壊し断念。情熱が音楽と文学に向いた。ハワイアンバンドを結成して学園祭やジャズ喫茶でライブを披露する一方で、生涯の師と仰ぐ清崎敏郎(俳人。虚子の弟子)に出会い教えを受けた。大学に進んでからは星野立子の句会にも参加するなど、さらに俳句の世界にのめり込んでいった。

 ○…大学院に籍を置きながら高校の教師を務めていた頃、虚子の旧宅で蔵書の調査をする機会に恵まれた。「虚子の蔵書に触れているだけでわくわくして、この時『生涯、虚子の研究をしよう』と心に決めた」。また勤務していた高校では「日本文学の背骨を教えたい」と敷地内に田んぼを作り、国語の時間に生徒たちに米作りを教えた。その時の田畑は今も高校で活用されているという。

 ○…俳誌「夏潮」を主宰し12年。編集や会計を手伝う奥さんに感謝が尽きない。テニスや釣りに興じる時もあるが、日頃から季題を意識して過ごす。「世間のことばかり考えていると負の感情がつきまとう。季題を面白い、楽しいと感じることで心が晴れやかになり、余裕も生まれる」と微笑んだ。

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