二宮町の観光ガイドブック「にのみやまち子の休日」をプロデュースした 山本 まりこさん 二宮町二宮在住
フォトジェニックな二宮発見
○…好きな場所は吾妻山。二宮町に住む32歳の女性が同町を案内するガイドブック「にのみやまち子の休日」が、話題を集めている。地元の体験スポット、パンとスイーツ、食事、土産物などを豊富な写真で紹介。町観光協会から依頼を受け、主宰する写真教室Room5656の講師と生徒、編集者の6人で制作した。「二宮町の魅力がぎゅーっと詰まった冊子を手に、まち歩きを楽しんでもらえたら本当に嬉しい」とほほ笑む。
○…二宮町とアトリエを構える都内の二拠点で活動。2019年に教室の生徒たちと18人で約3カ月かけ、町内を撮影して歩いた。「みかん畑に囲まれた富士見コースには外国のような風景がありました」と快活に語る。心惹かれた景色や人物、グルメなど町の魅力を伝えたいと、撮影会の成果として「にのみやまち子の休日」を自主企画し、800部制作した。従来の観光パンフレットと異なる趣向に「二宮がおしゃれに見える」などと評判を呼び、第二弾の発行につながった。
○…町内にある夫の実家を正月に訪れたとき、義父が「素晴らしい所だよ」と勧める吾妻山へ登った。「冬に菜の花が咲いていて、ここは楽園かもしれないと感激しました」。6年前、東京から二宮の古民家へ移り住んだ。フキノトウやロウバイ、モミジなど四季折々の庭の植物を眺めて心地よく暮らす。
○…埼玉県出身。大学で建築を学び、設計会社に勤めた。20代半ばからカメラを携え旅に出て、写真家の道へ。先輩の伝手で建物の竣工写真の撮影を手掛け、個展や写真集、雑誌・広告撮影、執筆、フォトツアー講師など幅広く活躍する。空間を意識した写真は「airy」がコンセプト。約300Kmに到達した熊野古道を歩く旅を続ける。
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