大磯・二宮・中井 人物風土記
公開日:2023.02.10
大磯町社会福祉協議会の会長を務める
鈴木 豊男子(とよひこ)さん
大磯町大磯在住 73歳
ガバナンスと透明性で再始動
○…大磯町に暮らす人の生活を福祉面からサポートする社協の会長に、昨年12月28日に就任した。理事を務めていた2年前、社協が業務を担う地域包括支援センターで雇用契約を巡って職員が相次いで退職したことを機に運営体制が問題視された。町も指導に乗り出したが混乱は続き、昨年12月に社協改革を掲げる新町長が就任したことでようやく風向きが変わった。「ガバナンスと透明性を柱に、広く意見を聞いて、地域福祉に貢献する当たり前の運営体制と町民の信頼を取り戻したい」と新たな運営方針を掲げ、動き始める。
○…名古屋市出身。美大を卒業後、神奈川県の公立高校で美術教師に。作品制作も続けていたが「ジャンルが現代アートで、まったく受けなかった」と頭をかく。定年後に大磯の黒岩地区に設けた「隠居所」に毎日通い、作品制作や家庭菜園に興じている。「毎日好きなことをやっている。40年働いてきたお駄賃のようなもの」とほほ笑む。「時間はたっぷりあるから」と茶屋町町内会の区長も引き受けた。
○…少子高齢化やコロナ禍で人のつながりが薄くなっていることに、地域福祉の危機を感じている。「社協も時代の変化に合わせた事業を展開する必要がある」と考え、また地域で支え合う『共助』の必要性を訴える。「実家で一人暮らしをしている母も、隣家の夫婦に様々に助けられている。一人一人が『自分が大切にされている』と思えれば、誰もが生きやすい社会になるのでは」
○…教員をしていた頃はサイクリングを満喫。休日に日帰りで伊豆や山中湖、日光などを巡り、英国で娘と自転車旅行を楽しんだことも。「隠居所」では野菜を栽培。「不揃いでも、収穫できるとうれしい」と土とたわむれる時間を楽しむ。
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