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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2023.04.21

4月9日の神奈川県議会議員選挙(大磯・二宮選挙区)で当選した
吉川 諭さん
大磯町東小磯在住 40歳

まちの未来 ここから

 ○…当選確実の知らせを受け、涙と一緒にこぼれ出た言葉は「幸せな選挙だった」。開票日の4月9日夜、大磯の選挙事務所には家族のほか、共に汗を流し地域活動に勤しんだ仲間が詰めかけた。「今ここで暮らしている一人一人を大切にできるまちにしたい。常に自分は町民の一人、親の一人という意識を持ち続け、相談しやすい議員になりたい」と意気込む。

 ○…小学校の卒業文集で書いた将来の夢は「お父さん」。6児の父であり、選挙戦では子どもたちがインスタグラムを運営。「パピ」の愛称のまま、家族ならではの距離の近さで素顔を発信した。「インスタは子どもたちから提案してくれた。そこまでやるの?なんて思っていたんですが、思いの外たくさんの方が見てくれた」と照れ臭そうに目を細める。

 ○…岡山県出身。結婚を機に、海や山にも近く、子連れでも安心して歩けるところに惹かれ、18年前大磯に移住した。「県議会は横浜なので、地元を離れる時間が増えるのは寂しくもある」とつぶやくが、エネルギー施策や介護保険制度の拡充など、県西を対象にした広域連携に意欲を見せる。「ここで成功事例を作れば全国の田舎の希望になる。幸福感は量より質。大磯、二宮が持つ穏やかな風土を守りたい」

 ○…町内会やPTA役員など、地域活動に積極的に参加してきた。選挙中、保育園の保護者会で共に活動した町民から「あの時が懐かしいね」と声をかけられる場面も。「よく頑張ったよね私たち、と言ってもらった時に、自らが主体を持ち、みんなでベストなことをやるという住民自治の基本を思い出せた。コミュニティをつなぎ広げる新しいリーダー像を描きたい」。今、ここに暮らす一人として、町民の声を県政に届けていく。

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