笑いある会目指す

　○…平塚市や大磯・二宮町で事業を営む経営者からなり、地場産業の振興や会員相互の交流をとおして共存共栄を図る組織の会長に就任。会員数は現在60人。２年間の任期に向け、「七夕飾り掲出や子どもを対象としたイベントを行う予定。会員が楽しめる事業もしっかりとり仕切って笑いある楽しめる会にしたい。会員が増えると色々なことができるので仲間も増やしたい」と意気込む。

　○…大磯町国府新宿の農家に生まれ、中学までは二宮町で学んだ。「20代後半の時に地元に知り合いが少なく苦労した記憶がある。60歳で町内会の役員になった時はより大変だった」と回顧する。大学卒業後は電気関係の仕事に就き、30代前半で独立。主に建物の電気設備の設計図を作成する熊澤設備事務所を設立した。

　○…両親は健在で、妻と３人の子どもと実家で暮らす。「妻とは趣味が合わない」と笑うが、お互い花が好き。「父親が管理していた庭を今は私が手入れしています。牡丹やシャクヤクなど季節ごとの花が一年中楽しめる。剪定のために足場を組んだり雑草を取ったりと大変ですが、近所の方が喜んでくれるのがうれしい」とほほ笑む。

　○…アマチュア無線にも中学時代から夢中だったといい、「ブラジルやアフリカで暮らす人たちの会話も聞いたことがある」と生き生きと話す。大磯のアマチュア無線クラブに所属し、「災害時に活用できるよう、町とも協定を結んでいます」と誇らしげ。大磯・二宮・中井町のコミュニティＦＭ「湘南マジックウェイブ」（85・６メガヘルツ）では番組審議会の会長も務めるなど、趣味が高じて地域との関わりも増えた。持ち前の行動力を武器に、経営者集団の束ね役もエンジョイするつもりだ。