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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2023.10.20

中井町に「楓窯工房」を構える陶芸家でマクラメアーティストの
高田 律子さん
中井町半分形在住 61歳

自由な発想で陶芸

 ○…陶芸家歴40年の腕を生かし、優しげな色合いの食器や花瓶、器を生み出している。窯の中で焼くと亜鉛華の結晶が育ち、そこから生まれる模様がラメのように輝いて見える独自の「煌めき釉薬陶芸作品」は中井町の里都まちブランドに認定されているほか、ふるさと納税の返礼品にも選ばれた。アラビア語が語源のひもを編む手法「マクラメ」を用いて編んだモチーフと自身の作品を合わせ、ペンダントも製作するなど、手芸や作品作りへの熱は尽きない。自身が発案したオリジナルのマクラメアクセサリーの本はAmazon電子書籍のKindleの8つのジャンルで1位になったことも。「手芸は楽しい。独特なものを作るのが好き」といきいきと話す。

 ○…東京都大田区生まれ。女子美術大学金属工芸科を卒業し、日本橋の三越デパートで工芸など美術品の販売員を務めた。「自分でも作品を作りたい」と出身大学の陶芸専攻科に再度入学し、陶芸の道へ進むことに。

 ○…まちの雰囲気に魅かれて中井町に越してきた。今年で在住30年目だ。「大山も見えて、空気も水もおいしいし、まちの雰囲気ものんびりしていて落ち着きます」。彫刻家の夫と小田原や伊勢原のイベントに講師として参加するなど充実した日々を送っている。中井中央公園で開かれたイベントでは、水晶から作られた楽器「クリスタルボウル」の演奏も行うなど活動の幅は広い。

 ○…創作を通して人の役に立てる喜びを実感してきた。「作品を受けとってくれる方のおかげで成り立っている。本当に感謝しかない」。現在は毎朝、絵はがきを描いて日々の目標を表現している。1日1日を大切に、自分を見つめ他者への感謝を忘れずに新たな作品を生み出していく。

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