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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2023.12.22

「地域の通いの場」でボランティアとして朗読を行った
鮫嶋 陽子さん
二宮町山西在住 

高齢者の健康を支える

 ○…健康づくりや交流の場である「地域の通いの場」で本の朗読などを行っている。12月5日には、栗良平が書いた童話『一杯のかけそば』を読んだ。参加者も同じ本を手にし、朗読を聞きながら文字を追ってもらうことで、物語の世界に入り込みやすくなるように工夫。年末気分を共有した。朗読の後は参加者と年越しそばにまつわるエピソードや豆知識を話し合い、盛り上がった。参加者からの「『来てよかった』の声が聞けてうれしい」と話す。

 ○…川崎市高津区出身。結婚後、子育てが一段落した際に、高齢者の孤立問題を知ったこともあり、「役立てることはないか」とヘルパー2級を取得。「のんびりした雰囲気で人があたたかい」と、長年暮らして実感した二宮の印象を語る。

 ○…2002年から地域の通いの場の前身である「ミニデイサービス」の指導員を務めた。2008年からは歌を歌いながら体操する「元気の出る歌の集い、二宮」を主催。健康づくりのために歌に振り付けを考え、体操するなど高齢者の健康づくりに奔走してきた。神奈川傾聴塾に所属した傾聴ボランティアとして高齢者施設などを訪れることも。「話すことで出会った方が明るくなる姿を見ることがうれしい」と笑顔。

 ○…大事にしている言葉は「一期一会」。「今この方から話を伺うことができたのは何かのご縁。そうした出会いを大切にしていきたい」と語る。「一生懸命やると夢中になるタイプなんです」。今は、川勾神社での雛の吊るし飾り展のために、ちりめんやシルクでさるぼぼのマスコットをつくっている。「皆が健康でいられて、笑顔の絶えない場所づくり」を目指して、人々に寄り添っていく。

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