戻る

大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2024.01.19

国際協力機構(JICA)青年海外協力隊員としてタンザニアに赴く
綛谷 明帆(かせたに あきほ)さん
平塚市八重咲町在住 26歳

「自分らしさ」で挑戦 

 ○...JICAの青年海外協力隊のボランティアとして、2月19日から2年間、タンザニアに派遣される。「アフリカに行くのは初めてなので決まったときはうれしかった。今からワクワクしている」と目を輝かせる。派遣先のプワニ州ムクランガ県庁では、小規模事業の運営改善や女性の自立支援などを行う予定という。「現地のニーズを把握し、新しいアイデアを出して貢献したい」と意気込む。

 ○...旅行会社に勤める母親の影響もあり、幼い頃から外国は身近な存在だった。物心ついたときから「海外で暮らしてみたい」という思いが強かったという。「特に発展途上国の活気に触れてみたかった」といい、その一歩として大学2年の後期から1年間、マレーシアへ留学。現地で過ごした経験がより一層、海外への憧れを募らせた。

 ○...花水小、浜岳中、茅ケ崎北陵高と進み、青山学院大学地球社会共生学部へ進学。中学から吹奏楽部に所属し、コントラバスを担当。今でも平塚フィルハーモニー管弦楽団などで活動を続ける。タンザニアの音楽に触れることは楽しみのひとつ。「楽器を調べたら太鼓や笛があって。現地の音楽に触れて、一緒に演奏してみたい」と笑顔で話す。

 ○...2020年に大学を卒業し、その後国際交流基金でインドネシアへの派遣が決まっていたが、コロナ禍の影響で止むなく断念。「めちゃくちゃ落ち込みました。でも収まるまで時間がかかると思って気持ちを切り替えた」と、一度IT企業に就職。今回は4年越しの派遣となる。現在はスワヒリ語や文化を勉強中。「自分らしさを出して、現地の人たちとたくさん触れ合いたい。将来は海外と関わる仕事に就けたら」と先を見据えた。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

大磯・二宮・中井 人物風土記の新着記事

大磯・二宮・中井 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS