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大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2024.04.05

バレエダンサーでミュージカル俳優の
永野 亮比己(あきひこ)さん(本名:永野亮彦)
平塚市出身 38歳

自分の心 動く方へ

 ○...4月にはオープンライブ、5・6月にはワークショップと、地元・平塚でのイベントが控える。「地域に根差したエンタメと関わりを持ちたい」と、会場になるひらしん平塚文化芸術ホールからの依頼に快諾。ワークショップではこれまで1000回以上出演してきたミュージカル『キャッツ』のワンシーンを参加者と創り上げる。「表現の基礎を体感してもらえたら」と期待を寄せる。

 ○...平塚市出身。10歳のころ観劇した舞台に刺激され、12歳でジャズダンスを始めた。ジャズに生かそうと、14歳で踏み入れたバレエの世界が人生の転機となった。わずか1年半でコンクールに入賞すると、17歳で現代バレエの巨匠モーリス・ベジャールのオーディションに合格。「動きに日本の要素を取り入れて夢中で踊った」と振り返る。

 ○...バレエ学校を卒業後、オーストリアのバレエ団で初めてミュージカルに出演。「楽しくて。そのとき自分の心が動くことをやりたい」と、20歳で帰国し劇団四季へ入団。すぐに『キャッツ』の台本を渡されたという。四季では数々の作品に出演し観客を魅了した。2018年に退団し、コロナ禍を機に平塚へ戻ると昨年、自らが企画・構成・振付するLGOプロジェクトを立ち上げた。「若手ダンサーの場数を増やしたい。作品力で評価される舞台を作れたら」と思いを語る。

 ○...「平塚の人たちは分け隔てなく話せるから好き」と笑顔。時間さえあれば、「経験してみたかった」と飲食店でアルバイトすることも。「海岸線のボードウォークを歩いたり、カフェでゆっくりするのも好き」と白い歯をのぞかせる。7月から始まるミュージカル「ビリー・エリオット」の上演が待ち遠しい。

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