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『八月のシャハラザード』の演出、『神奈川県演劇連盟』の副理事を務める 緑 慎一郎さん 市内矢作在住 31歳

公開:2011年4月9日

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自分で世界を創りあげる

 ○…小田原の劇団『螺旋階段』で脚本・演出を務めてきた。4月22日からの、神奈川芸術劇場のオープニング記念、神奈川演劇連盟合同公演では、湘南・西湘地区合同公演『八月のシャハラザード』の演出を任されている。

 ○…現在、稽古は追い込み真っ只中。普段はデザイン関連の個人事業主として活躍する傍ら、タウンセンターマロニエで週4日、週末は8時間練習に励んでいる。舞台役者ならではの通る声が響き、笑顔が絶えない稽古場。合同公演のため、様々な劇団が一堂に介し練習するのは今まであまりなかった。「序盤は和気あいあいとした雰囲気だけど、公演直前になってどうなるのか。ピリピリしてくるのか…楽しみですね」と語る。

 ○…小・中学校は野球漬けの日々を送る活発な少年だった。高校に進学すると野球部がなかったため「今度は文化部にいってみようか」と演劇部に入り芝居漬けに。先輩に誘われ高校3年生の時に劇団に入るも、その劇団が活動休止に。芝居をする場所が無い…そこで、芝居を愛する仲間達と06年に『螺旋階段』を立ち上げた。また、自ら脚本・演出をやりたいと挙手。以来『螺旋階段』の脚本・演出を手掛けている。「脚本は現実でも非現実でも世界を自由に創り上げることができるのが魅力。それを形にするのが演出。責任がかかってくるけど、創作する全ての流れが楽しい」と豪快に笑い飛ばす。

 ○…演じるのも創るのも、観るのも好き。喜劇のような笑いの取れる作品が特に好きだという。稽古に忙しい毎日でも最低月に一度は劇場に足を運ぶ。鑑賞しながら「自分ならこうするな」と思いを馳せる。脚本・演出・役者の全てをこなすが、中でも一番好きなのは脚本なのだとか。「出来、不出来の全てが決まる脚本は、自分との対決。いつか横浜、東京に小田原初の劇団として売っていきたい」。どん帳下りることなく2部、3部と続いていく。
 

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