小田原版 掲載号:2012年5月26日号

開催中の丹沢アートフェスティヴァルに出展しているかくれ文字絵作家

小林 真澄さん

市内柳新田在住 55歳

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「おもしろい!」を日常に

 ○…「へのへのもへじとか、つるさんはまるまるむしとか、もう楽しくてしかたなかった!」と満面の笑みで語る。幼いころ、父親に教えてもらった遊び歌が、かくれ文字絵創作の原点なのかもしれない。歌いながら、描きながら文字が絵に変身していく様をワクワクしながら眺めていたという。

 ○…静岡県出身。小学校では図工に夢中になり、中学では美術部、高校では英語クラブと、とにかく「表現する、モノを創り出す」のが好き。大学で小学校、中・高の美術の教員免許をとるなど勉学に励みながら、世界に一つだけの作品づくりに没頭した。大学卒業後、小学校の教員になる。子どもたちの豊かな感性を育てたいと「学校をアートで楽しく」を自分のテーマに掲げた。例えば校庭のひまわりを抜いたとき、その根が筆に見えた。「おもしろい」と土を落とし、墨をつけて文字を書いたら子どもたちは興味津々。一緒にプールやグラウンドの壁に絵を描くなど、新玉小や矢作小にはいまも児童たちとの「共同作品」が残る。

 ○…同窓の夫とは職場結婚。「背中を押したの。やりたいことを一緒にやろうよ、って」。昨年9月に自宅を増築しアトリエ併設の喫茶店が完成、夫は小学校の教員から喫茶店のマスターになった。「私は即決、直感型。迷う前に体が動いちゃう」。からからと笑う横顔にこちらも思わずつられてしまう。

 ○…いまはかくれ文字絵をたくさんの人に知ってもらう方法を模索中だ。携帯電話のデコレーションメールのように、動きを伴って絵が完成する過程を表現したり、子ども向けに童謡をかくれ文字絵で表現したり…。だがやはり、原画の持つぬくもりこそ伝えたいという。好きなことを問うと「空想!あっ、転想かな」。転想とは、ひとつの事柄から始まって、次から次に空想が発展していくことらしい。終始笑顔と話題の絶えない、この人そのものが「アート」のようだ。
 

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