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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2013.05.18

4月1日から小田原二世会の会長を務める
望月 昌仁さん
市内久野在住 (株)エムペイント代表取締役 45歳

人のつながりが宝物



 ○…経営者の後継者が集う異業種団体、小田原二世会。6年間副会長として運営に携わった実績も買われ、前会長から「推されて、断りきれず」バトンを受け取った。小田原で有名な老舗企業の後継者が名を連ねる会だけに「相当プレッシャーだよ」と顔をしかめる。しかし「会に参加するのは本当に楽しい」と話すように、会への出席率はナンバー1。歳の差を感じさせないアットホームな雰囲気を、次代へ引き継いでいきたい――自分のできる事をやり抜く覚悟だ。



 ○…湯河原町土肥の出身。塗装業を営む実家の次男坊として生まれた。歳の離れた職人も住み込みでいたため「周りに揉まれて好き勝手に育ったかな」。映画館が格好の遊び場で「入り浸っては昼寝」というエピソードも。「ここじゃ言えないことばかりだよ」とイタズラっぽく笑う。



 ○…幼い頃から漠然と「社長になる」と決めていたそうだ。高校卒業と同時に営業マンになり、経験を積んだ。転機は26歳の時、父から事務所となる建物を譲り受け「場所があるなら、じゃあやってみるか」と決断。知識やノウハウを持っていた事もあり、父と同じ塗装業を生業に、全く知り合いのいない土地でスタートを切った。二世会に入会したのも人脈作りを思ってのこと。人から人へ…ツテを頼りながら信頼を得ていった。「苦労話ってあまりない。今思えば順調だったのかな」と振り返る言葉は「とにかくがむしゃらに働いた」裏返し。夢中で駆け抜けた19年間だ。



 ○…35歳の時、共通の友人を通じ知り合った奥様と結婚。現在は愛犬2匹に囲まれて夫婦水入らずの生活を送る。ゴルフや草野球で身体を動かす事が自身のリフレッシュ法。「歳も歳だし身体に気をつかわないと」と、最近2カ月で7キロの減量にも成功した。秘訣を聞くと「毎朝奥さん特製のスムージーを飲むんだ」と照れ笑い。なるほど、パワーの源を垣間見た気がした。

 

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