小田原版 掲載号:2013年7月27日号
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第23回参議院選挙の比例選でみんなの党から出馬して当選した 井上 義行さん 市内栄町在住 50歳

這い上がる父、国政へ

 ○…「本当に長かった」。背水の陣で臨んだ第23回参議院選挙の投票締め切りから11時間後の22日午前7時。事務所に集まった約50人の支援者を前に本音を絞り出すと、込み上げてくるものを抑えることはできなかった。2度の衆院選落選を乗り越え、叩き上げの政治家が誕生した瞬間は、支え続けた家族と支援者の温かく、大きな拍手と歓喜に包まれていた。

 ○…「どうせ散るなら夏に散ればいいじゃない」。昨年末の衆院選で辞めるつもりだった自身の背中を押したのは、妻の一言だった。「口には出さなかったが、2度の落選で、子どもたちも傷付いたことが多々あったと思う。だから今回の当選は『執念』」と一言で表現した。「努力すれば報われる人生、挫折を味わった時こそ、子どもたちにはこの瞬間を思い出してほしい。這い上がる父の強さを少しは見せつけられたかな」。3人の子の成長を思い、はにかんで見せた。

 ○…行政改革、地域の活性化など、国政で着手したい政策の中でも特にこだわりを見せるのが「拉致被害者問題」。「真っ先に取り組みたい」と言い切る。その裏には、第一次安倍内閣の総理大臣筆頭秘書官として、積極的に汗を流してきた経験があるから。「外務省などから現況を聞き、過去に培った経験を掘り起こしながら解決を目指したい」と語る言葉にも力が入る。

 ○…「その時代にあった政治家が選挙で選ばれる。今は『乱の時代』、だからこそ必要とされた。当選はまさに運命」と今回の選挙を振り返る。1500回を超える小田原駅西口での朝のあいさつ運動は、今ではすっかり自身の代名詞。「いつもあいさつしてくれる高校生たちも当選を喜んでくれた。だからこそ、国会議員になっても時間が許す限りあいさつ運動は続けていきたい」と意気込む。票を投じた4万7756人の期待と故郷への恩返しを胸に、国政に乗り込むその目は輝きで満ちていた。
 

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