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神奈川県タクシー協会小田原支部の支部長に就任した 曽我 良成さん 小田原報徳自動車(株)代表取締役 48歳

公開:2014年7月26日

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未来へ刻む報徳の轍

 ○…5月の人事で大幅に役員が若返った。「先達からの引き継ぎをしながら、より一層地域にとけこんでいきたい」と新支部長として意気込みを語る。6年後の東京五輪を控え「小田原にも人は流れるはず。お供をさせて頂き、地域の魅力を発信していかなくては」。2市8町、15社501台のタクシーを束ねる支部の顔はしっかりと未来を見据えている。

 ○…昭和初期に祖父が始めた運送業とタクシー業が原点。当初、車両は合わせても片手で収まるほどだった。今では「報徳自動車」とグループ会社「太陽自動車」合わせて100台超の車両と、300人弱の社員を抱える大所帯になった。「お客様を少しでも待たせる訳にはいかない」と、自社内に民間車検整備工場やLPガスのスタンドも設置し、車両はいつでも万全の状態。「ほんの数分の乗車でも快適に過ごしてほしい。サービスの質を上げて、タクシーがもっと身近なものになってくれれば」と思いの丈を口にした。

 ○…会社を継いだのは10年程前。タクシー業界での経験の浅さを自覚し、時間を惜しんで必死に勉強した。「小田原は繋がりが深く、色々な人たちが可愛がってくれたのはありがたかった」と当時を振り返る。「会社は社長が代わっても動いていく。しかし大事な社員を安心させ、信頼関係を築くためには、上手く付き合っていきたい」と決意を新たにする。社内の池では社員とともに長年金魚を育てており、近隣の保育園児や親子が集まる、地域の憩いの場になっている。休憩室で乗務員と気さくに談笑する背中に、和の精神を感じた。

 ○…サービスの向上に終わりはない。『安心・安全』を第一に、ニーズは多様化しており、今注目しているのは観光タクシー。車両はもちろん、スタッフの質を上げていくのも命題の一つだ。「若い車両」はまだ発進したばかり。どのような轍を残していくのだろう。

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