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神奈川県未病市場創出促進事業の対象商品リカバリーウェアを開発した 中村 太一さん 市内久野在住 35歳

公開:2016年2月6日

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「攻めの休養」で世界挑戦

 ○…「攻めの休養」「運動中に着てはいけないスポーツウェア」など、刺激的なキャッチコピーで世の人を引き付けた「リカバリーウェア」。このほど「未病を治す」に資するとして県が認定した商品は、当初、スポーツマンの疲労回復ウェアとして売り出された。だが、広く受け入れられたのは忙しい現代人。着て寝るだけで「疲れが取れた」と話題になり、2009年の発売以来、累計販売数は実に30万着を突破したが、「時代が求めるものに価値を提供した」とさらり。

 ○…ラグビーに夢中だった中学・高校の頃から一転、自身いわく「マージャンを学んだ」という慶応大学時代。卒業後には、今後多くの人に必要とされる介護業界なら役にたてることがあるのではないかと考えた。経営を学べるコンサルタント会社に入社し、介護施設の立ち上げや運営に携わる中、床ずれ解消になるベッドマットを考案中にひらめいたのがリカバリーウェアのアイデア。「血流を促す鉱物を繊維に練りこむのはどうか」。すぐさま独立し、2005年に(株)ベネクスを立ち上げた。

 ○…本社のある厚木市と新宿区の事務所を行き来する日々だが、住まいは今なお生まれ育った小田原。多忙で都内に宿泊することもあるが、「自然が豊かで人が温かい。ここに帰ってくると、心と体の休まり具合が違う」。いつも「リカバリー」を念頭に置いて商品開発に励んでいるからこそ、そんな故郷の魅力を人一倍強く実感している。

 ○…大切にしていることは、会社の行動指針にも入れた「人生を楽しむ」。その流れの中に、仕事がある。「仕事を楽しんでいる人に勝てるわけがない。業務効率が…、といっているとつまらなくなってしまって、ワクワクしなくなっちゃう。そこの感性は大事かな」。「世界のリカバリー市場を創造し、そこに関わる人々を元気にする」の企業理念のもと、世界進出への準備は万全のようだ。

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