神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

新しく小田原市商店街連合会の会長に就任した 加藤 公明さん 合資会社加藤兵太郎商店代表 63歳

公開:2016年6月25日

  • X
  • LINE
  • hatena

「自分色」の人生を醸す

 ○…まっすぐに伸びる通り内には生鮮をはじめ金物や電化製品など生活に密着した店が並ぶ。どこか懐かしい風情が漂う扇町商工振興会から、初の商連会長が誕生した。市内に32の商店街を有する観光都市、小田原。まちの顔となる商店街が担う役割の大きさは重々承知だ。プレミアム商品券や小田原・箱根手形の発行など、会の活動を市民に広く知ってもらうため、新たに特別委員会の立ち上げを決めた。会員個人や各商店街が持つ「なにか面白いことをやりたい」という意見を吸い上げ、練り、まちの発展に尽くす所存だ。

 ○…「5人きょうだいの”黒一点”だったからね。友だちからは『進む道が決まっていてうらやましい』と言われたけれど、私にしたら自由に選べる未来がうらやましかった」。創業160余年を数える味噌醸造業の3代目。「束縛されるのがイヤ」で、進学した大学の農学部を2年で中退したのは20歳のとき。両親は「仕方ない、だが家を手伝え」。本格的に家業を継ぐ前に、都内で2年間営業マンを経験し見識を深めた。

 ○…およそ”一等賞”は眼中になく、とにかく人と同じことをするのが嫌いな子どもだった。カーブを曲がるときの体が傾く感覚を楽しむあまり、駆けっこはビリ。集合写真からは逃げ回り、ちっとも事が進まない―。穏やかな風貌を、いい意味で裏切る逸話が次々に繰り出される。

 ○…趣味は二人乗りのイギリス車「ケーターハムスーパーセブン」でのドライブとワイン。細身の車体は、アクセルを踏むためにつま先の細い靴を履かねばならず、「乗るのが半分苦痛」と笑いながらも、独特の振動に魅せられている様子。ほろ酔いの時にリクエストされると、まんざらでもない表情で披露する歌謡曲『味噌汁の詩』で喝采を浴びる。一方で落ち込みやすい一面も持ち、「悲しいときには笑ってしまえ、ってね」と自分に言い聞かせる繊細さに、人柄が滲み出る。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook