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新春インタビュー 大志はいつか花開く 真心が新しい時代を築く 万葉倶楽部グループ 温泉キング・万葉倶楽部 高橋弘会長
「都会の温泉郷」として、全国各地で親しまれている万葉の湯。小田原お堀端にオープンして18年、湯河原から小田原市栄町に本社を移転し今年で10年。さらなる癒しのサービスを提供するとともに、小田原の都市開発や豊洲市場の賑わい創出へと飛躍を続けている。創業者で経営の舵をとる「温泉キング」こと万葉倶楽部の高橋弘会長に、挑戦への熱意を聞いた。
東口も西口も、小田原駅前は生まれ変わる
――小田原駅東口お城通りの仮称・小田原駅東口再開発ビル新築工事と、駅西口の小田原駅前分譲共同ビル(通称・新幹線ビル)の建て替え事業。いよいよ本格的に始動しましたね
「東口再開発ビルは、東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年3月のオープンをめざして工事を進めています。『宿場町のこころを、いまに再現する』をコンセプトに、地元の人に良かったと思ってもらえる施設を、行政、地権者と力を合わせて完成させたいです。西口の新幹線ビルは昨年11月にビル管理組合の臨時総会で建て替え決議が成立しました。小田原の顔にふさわしいビルとして、まちづくりに貢献できたらと思います」
――お城通り地区再開発は小田原市が基本計画を策定して32年、新幹線ビルは高橋会長が前所有者と交渉をはじめて11年、どちらも長い歳月を費やしました
「はい。それだけに、東口再開発を待ち望む声を多くいただきました。万葉の湯の原点は、お客様に喜んでもらうことにあります。歩きたくなるような演出や魅力的なテナントなど、期待していてください。新幹線ビルは安全性や地域活性化の面からも、誰かが再建しないといけないと考えました。これまでにも複数のホテルを再建してきましたが、大事なことは相手の気持ちや立場を尊重し、思いやりを持つこと。時間はかかっても決して諦めないことです」
熱意と忍耐で叶えた、豊洲への進出
――諦めない、といえば豊洲市場の観光拠点・千客万来施設事業ですね。事業予定者に決定して2年、移転延期や都知事の方針転換で工事延期が余儀なくされる中、粘り強い交渉は見事でした
「大きな目標をもち、決して諦めないことが大切です。熱意をもち忍耐強く行えば、今は大変かもしれませんが未に花は開きます。千客万来施設事業は事業予定者の再募集も検討されていましたが、東京オリンピック・パラリンピック後に建設工事を着工することで基本合意することができました。先日、築地から移転したばかりの豊洲市場を訪れたのですが、活気に満ちていました。これから豊洲は、すごい都市になりますよ」
――先がみえない時代といわれますが、企業を成長させる秘訣とは
「いつの時代でも明日のことはわからないものです。私は興味があることには全国各地どこへでも行きます。展示会やイベントにもよく足を運びます。常に頭をひねり、次の一手を考え続けます。そして、人生は、やるかやらないか。やらなければ失敗はしませんが、成功もありません。事業もまた、最終的には決断することの度胸と実現させる忍耐強さだと、私は思います」
映画「二宮金次郎」を世界へ
――小田原の偉人、二宮尊徳の生涯を描いた映画『二宮金次郎』が今年公開されます。製作に出資するほど力を入れている理由とは
「映画製作を知ったとき、せっかくならいい映画をつくってほしいと思いました。主演の合田雅吏さんもおっしゃっていましたが、100年伝える映画にしたい。かつて『おしん』が世界でヒットしたように、『二宮金次郎』も世界中の人に観てもらいたいです」
――映画の中で一番印象的なシーンは
「遺言で、墓を建ててはならない、ただ土を盛って傍らに1本松を植えればそれでいいと言います。感動しました。質素で倹約家、そして誰にも屈しない人柄を表しています」
――グリーン車には乗らず飛行機もエコノミー。怯まず前進する高橋会長の哲学に重なるのでは
「二宮尊徳は真心をもって人に接します。一円融合や推譲の精神により、人を見捨てたり排除することなくその仕法はとても平和的です。私は戦争がない世界を願います。二宮尊徳の教えが広まれば、世界は平和になると思います」
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