小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2026.05.09
4月1日付で小田原市消防本部の消防長に就任した 諸星 喜則さん 秦野市渋沢在住 57歳
凡事徹底で消防力高める
○…神奈川県内で最も広い管轄面積を担い、地域の生命と財産を守るべく指揮を執る。山間部や河川、沿岸部、都市部、主要交通網など多岐にわたるエリアで、総合力が求められる。全国各地で大規模災害が発生する中、「どのような状況下でも対応できる組織体制作りを進めたい」と使命感をにじませる。
○…「誕生日が一緒なんです」という父もまた消防官だった。小学生の頃に地元紙に掲載された父の記事を目にしたことで仕事にかける思いを知り、自然と背中を追っていた。入職後は救助現場に長く携わり、36歳で特別救助隊長に。2013年の消防広域化に伴い発足した高度救助隊の初代隊長も務めた。常に抱く矜持は人を大切にすること。「高度な資機材も使うのは人間。仲間を信頼し、支え合うことが重要」と語る。
○…山北高校野球部でプレーするいとこに憧れ、小学4年で野球を始めた。「自分も同じ高校で野球をするものだと思っていた」と、中高でも白球を追い続けた。息子2人が所属した少年野球チームの監督を務め上げ、現在は市役所の壮年野球と市消防のOBチームをかけ持つ。「いまは専ら応援だけど」と笑う。休日は代々受け継いできた畑の管理に汗を流す。「これまで大きなけがや病気もなく来られた。強靭な体にしてくれた両親に感謝です」
○…職員に向けて掲げた今年度の目標は「凡事徹底」。高校野球部時代に影響を受けた、根幹となる信念だ。「当たり前のことを当たり前にする。些細なことでも『ありがとう』と声を掛け合うことで、組織の縦横の連携強化にもつながる」。消防団をはじめとする地域の協力にも感謝を忘れない。ひたむきに「地域から応援される消防」を追い求める。
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