神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

8月31日に小田原市民会館で公演する日本舞踊家集団「弧(こ)の会」のメンバー 泉 徳保(とくほ)さん 小田原市扇町在住 49歳

公開:2019年7月6日

  • X
  • LINE
  • hatena

飛ぶ翔る躍る、日本感じて

 ○…「先人から継承されてきた日本舞踊の素晴らしさを多くの人に伝えたい」。流派を超えた男性日本舞踊家12人による「弧の会」の一人として、1998年の発足当時から活動に情熱を注ぐ。実験的な演目の中でも神秘的な神々の祭りを表現した創作舞踊「御柱祭(おんばしら)」では、素踊りで舞台を縦横無尽に飛び翔け舞う新境地に挑戦した。メンバーは日々、それぞれの流派で修練を重ねている。「個性のぶつかり合いの中、会が20年続いていることが稀有。だからこそ面白い」とにやり。

 ○…全国各地で100に届くほどの舞台に参加してきたが、小田原市では初めての公演。「地元で披露できるのは本当に感慨深い」。8月末の公演に先駆けて日本舞踊の親子向けワークショップを企画し、講師も務める。「子ども時代に素直な気持ちで和の文化に触れる体験こそが伝統をつなぐ第一歩」と意気込みを語る姿は使命感に燃え、凛として力強い。

 ○…小田原市出身。泉流の師範を務める母の縁から、3歳で初舞台を踏む。16歳で名取となり、生業として生きていくことを決めた。五感を研ぎ澄ませて挑む舞台。静寂の中に立つ姿、その内に秘める思いは青い炎のように静かで熱い。「究極の苦しみであると同時に、ただ好きという気持ち。口で言い表せないから踊り続けている」

 ○…各地の生徒の稽古のためスケジュール帳は出張の予定でびっしり。忙しく過ごす毎日だが、留守を守ってくれている妻への感謝の思いは忘れない。大切な愛娘は、長唄三味線の奏者を目指し大学に進んだ。「偶然にも自分と似た道を選んだ。うれしいと思う反面、厳しさを知ってるからこそ複雑な思いはある。でも決めたからには応援してあげたい」と父の顔をのぞかせた。

小田原・箱根・湯河原・真鶴版の人物風土記最新6

石黒 太郎さん

(株)籠淸の専務取締役として、本店再建100周年事業を担う

石黒 太郎さん

小田原市城山在住 51歳

4月20日

大曽根 一成さん

「2024 OUR KANAGAWA 展示商談会」の実行委員長を務める

大曽根 一成さん

小田原市曽我光海在住 44歳

4月13日

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原俳句協会の会長に就任した

村場 十五(じゅうご)さん(本名:村場悦郎)

小田原市荻窪在住 77歳

4月6日

津田 かおりさん

箱根湯本の旅館で若女将を務めながらSDGsの啓発に励んでいる

津田 かおりさん

箱根町湯本在住 43歳

3月30日

乾 恒雄さん

県からSDGs表彰を受けた認定NPO法人小田原なぎさ会の理事長を務める

乾 恒雄さん

小田原市酒匂在住 70歳

3月23日

小澤 芳信さん

2023年度神奈川県レクリエーション協会の功労者表彰を受けた

小澤 芳信さん

小田原市栢山在住 91歳

3月16日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook