学芸員として小田原城天守閣の企画展を担当する 佐々木 健策さん 小田原城総合管理事務所 勤務 45歳

掲載号:2019年11月2日号

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「面白さ」が原動力

 ○…4年前から小田原城天守閣等の展示を担当する。昨年から北条早雲公顕彰5百年の企画が続いており、漫画とのコラボや開催中の伊勢宗瑞(いせそうずい)(北条早雲)の特別展もその一連。「天守閣の来館者は観光が目的の人が多い。その中で、たまたま目についた展示物からでも歴史の面白さを感じてもらえれば」。多忙な業務中でも遠足の小学生を見れば「この3本の刀、どれが一番価値があると思う?」と話しかける。目を輝かせる子どもたちの笑顔が一服の清涼剤だ。

 ○…埼玉県出身。小学生のある日、源平合戦を描いたTVアニメを見ていると父親が「あれは家の祖先だぞ」と言った。初めて聞いた話に目を丸くした少年は、人名辞典を引き、曾祖父の住んでいた場所も調べた。「思い返すと歴史に興味を持つきっかけだったかな」。國學院大學の史学科に進み、ゼミでは戦国時代を学んだ。卒業論文の一環で、その武将を調べたところ「祖先というよりもニアミスくらいかなと思っています」と笑みをこぼす。

 ○…24歳で小田原市の学芸員に採用され、北条氏の館跡が確認されるなど全国ニュースにもなった「御用米曲輪」の掘削にも携わった。新たな発見はそれまでの歴史を覆すことにもなる。研究者の関心も高く「発表も覚悟を持ってのぞんだ」と振り返る。国立歴史民族博物館共同研究員でもあり、休日は調査で全国を飛び回る。不在がちにも「そういうもんだと思っているんじゃないですか」。苦笑いしながらひとつ年下の妻、小学6年生の一人娘への感謝を口にする。

 ○…「歴史はその土地の良さを表す観光資源のひとつ」と言う。テレビ『ブラタモリ』にも出演、今年は小田原の石切を題材に書籍も発行された。表に立ち裏方として支えながら、小田原の魅力を発信していく。

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