「漁港の駅TOTOCO小田原」の駅長を務める 金城 士朗さん 小田原市寿町在住 27歳
「お客様に感動を」
○…昨年11月のオープン以来、平日・休日ともに店内は賑わう。「お客様に感動してもらえるような店を目指している」と力強く語る。山梨県南部町にある「道の駅なんぶ」の駅長を1年務めた。短期間にも関わらず、会社の期待に応える成績を残した。その手腕が評価されての抜擢だ。「小田原漁港の賑わいを見て可能性を感じた。小田原で商売することにワクワクした気持ちになった」と振り返る。
○…出身は沖縄県。高校卒業後沖縄を出て、千葉商科大学に進学。2年の時、商品開発や地域活性化を学ぶゼミで商売の楽しさを実感した。観光にも興味を持っていたこともあり卒業後は観光関連企業の(株)TTCに入社。会社説明会で理念や事業内容を熱くプレゼンする社長に心を打たれ「ここなら自分は成長できる」と思ったという。
○…夢がある。経験を積みいずれは沖縄に戻り、父が経営する食品製造卸の会社を手伝うこと。会社もそんなビジョンに理解を示してくれた。漁港の駅TOTOCO小田原は、指定管理者という立場から失敗してはいけないというプレッシャーがあるが「『なんくるないさー』という言葉を胸に困難に立ち向かい、乗り越えていく」と力強い。取材中も店内の状況には気を配る。インカムを通し従業員からの相談に対応。その度に「すみません」と気遣いを忘れない。
○…沖縄にいる彼女と遠距離交際中。正月に小田原に招いたが「仕事だったこともあり、なかなか忙しくて」と苦笑い。身長175cm、体重は68kg、スラっとした体形。休みはあるというが、常に来店客やスタッフのことを考えている。「今はTOTOCO小田原のことが大半を占めている」と笑う表情は爽やかだ。
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