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小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記

公開日:2020.03.14

「第64回全日本学生競技ダンス選手権大会」で3位を獲得した
植松 美穂さん
小田原市栢山在住 22歳

夢の舞台はダンスフロア

 ○…実践女子大学の競技ダンス部で部長を務め、今月卒業を迎える。昨年末に開催された、大学生の社交ダンス日本一を決める「第64回全日本学生競技ダンス選手権」では、タンゴの部で3位に入賞。「大学生としての引退試合だった。準決勝では『絶対に勝ちたい』との思いで踊り、決勝進出が決まった瞬間、嬉しさのあまり泣き崩れました」と振り返る。

 ○…湯河原で生まれ、小・中学時代は箱根で育ち、高校から小田原へ。幼い頃から積極的に行動するタイプで「親の薦めでもなく、4歳のときに興味を持ってクラシックバレエを始めた」。踊りを披露する楽しさに夢中になり、高校ではモダンダンス部へ。「自分で振り付けを創作して踊っていた。部長も務め、全国大会も経験しました」

 ○…社交ダンスとの出合いは大学入学後。「女子大なので、他校との交流を深めるために」との先輩の薦めで始め、2年生の夏にペアを組んだ学生とは引退までの2年半、苦楽をともにした。「ペアを組み立ての頃はよく膝をぶつけ、あざができていた」とはにかむ。感情がぶつかり合うこともあり、互いに葛藤しながらも切磋琢磨し続けた。2018年には、アマチュアC級の全国大会で初優勝。2人で最高のダンスを見せつけた。

 ○…湊かなえの小説などを読むのも好きだが「一番の趣味は、やっぱり社交ダンス。週6日、夜遅くまで練習に打ち込んだ。先生や支えてくれた友人たちには感謝しかない」と爽やかな笑顔で語る。4月からは都内の企業に就職し「仕事とダンスを両立したい」と意気込む。「プロに転向する道もあるが、まずは仕事。そしていつか、国内最高峰の大会『三笠宮杯』で優勝したい」。夢の実現に向け、新たなステップを踏み出す。

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