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公開日:2020.06.20
国府津駅前
旧郵便局が交流拠点に
教室 、会食、図書貸し出しも
45年にわたり地域で親しまれ、老朽化のため3月に閉局した国府津駅前郵便局が地域の交流スペース「国府津駅前BLEND(ブレンド) POST(ポスト)」(小田原市国府津3の6の13)として、6月21日(日)に再スタートする。関係者は「地域の情報交換の拠点になれば」と期待する。
郵便局機能は現在、近隣の「小田原国府津郵便局」に引き継がれており、旧郵便局の土地や建物の所有者・尾崎隆さん(87)は、閉局後「建物は地域の施設として利用できるようにしたい」と考えていたという。
移転計画を知り、改装・再利用を提案したのは、国府津在住の建築士・杉山大輔さん(47)。「この郵便局は、メールの無い時代から国府津の人たちと日本中、世界中の人々をつないできた大切な場所。だからこそ、また皆に愛されるような、教室や会食の場などとして活用してもらいたい」。移転後の3月末、改装案を伝えると尾崎さんが快諾。杉山さんは4月に着工し、友人らの力も借りながら、ほぼ毎週、休日を利用して改装を続けてきた。
建物は床面積約50平方メートルの1階建て。ダンスレッスンにも利用できる鏡張りの大部屋をはじめ、和室、キッチンなどを備えている。裏庭ではバーベキューなども楽しめる。
さらに、ATMが置かれていた入口脇の空間は、図書の貸し出しコーナー「BLEND(ブレンド) BOOK(ブック)」として活用。寄付された本や漫画を無料で読めるほか、杉山さんは「読み終わった古本を、誰もがここで気軽に販売できるようにできれば」と、読書文化の醸成にも期待を寄せる。
尾崎さんは「ここは長年の思いが詰まった建物。多くの人が楽しんで利用できるよう、改装してもらえて嬉しい」と話している。
お披露目会と体験教室
6月21日は正午からお披露目会を開催。午後はヴェールダンス、英会話、歌やピアノなどの各体験教室を予定。BLEND POSTの利用は午前、午後、夜の各部で1回1500円など。詳細は杉山さん【電話】090・5774・7313へ。
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