神奈川フィルフューチャー・コンサート小田原公演にゲスト共演する 舟山 奏さん 小田原市在住 33歳

掲載号:2020年12月19日号

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仲間と奏でる音の魅力

 ○…「ドキドキ、ワクワクが止まらない」。神奈川フィルの楽団創立50周年記念巡回公演が来年1月30日、小田原市民会館で開かれる。「地元の音楽家との共演」が見どころの同公演で、自身が代表を務める小田原室内管弦楽団の第一バイオリンとして出演する。曲目はチャイコフスキーの『弦楽セレナーデ』とドボルザークの『新世界より』。「大きな挑戦に団員も力がみなぎっている。閉館する市民会館への思いも胸に、新世界へ飛び出したい」

 ○…小田原市出身。バイオリニストの母に習い、2歳から弦を持った。東京藝大に進学し、漠然とプロになろうとしていた自分に初めて疑問を抱いた。他の経験をしようとファストフードでバイトをするも続かなかった。そんな中でオーケストラの演奏が心に響いた。「指揮者で変わる音。今までソロしか興味がなかったが、仲間と奏でることで輝くバイオリンの魅力に改めて気が付いた」。フランスやアメリカ留学を経て、2018年に静岡交響楽団に入団。「自分の音色を届けたい」と精進する。

 ○…「音楽を届ける場を」と地元を中心とする若手演奏家14人で昨年、小田原室内管弦楽団を発足させた。「言葉にしなくても伝わる」団員との抜群の連携で、市内の小中学校への出前演奏やミニコンサートなど精力的に活動する。「子どもたちに音楽に触れてほしい」と、指揮者の体験企画などアイデアは尽きない。「公演数を増やすことが目標」と意気込む。

 ○…小田原と静岡を行き来する多忙な日々。「美味しいものが多くてどちらのまちも甲乙付けがたいほど好き」。息抜きは、豆を挽くことから淹れるコーヒーとゲーム。「ゲーム音楽も奥が深い。ラインナップに加えたい」とほほ笑んだ。

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