真鶴町 岩ガキ「鶴宝」が初出荷 取り組み開始から6年

経済

掲載号:2021年5月22日号

  • LINE
  • hatena
「鶴宝」を持つ松本町長(左)、皆木代表(中央)
「鶴宝」を持つ松本町長(左)、皆木代表(中央)

 完全外洋養殖で育てた真鶴町の岩ガキ「鶴宝(かくほう)」が5月13日、初出荷を迎えた。新ブランドの誕生に関係者は喜びと同時に、町の観光活性化に期待を寄せた。

 13日、滅菌処理や仕分けなどを行う滅菌海水対応型集出荷施設「岩ガキBASE」前でセレモニーが行われ、松本一彦真鶴町長や牡蠣の養殖などを行なう「(株)岩ガキBASE」の皆木孝行代表=人物風土記で紹介=などが初出荷を祝った。松本町長は「今後は全国、世界中に広がっていけば」と期待し、皆木代表は「今以上に味と質の良い岩ガキにしたい。出荷量も増やせるように努力していく」と決意を新たにした。岩ガキは、飲食店の真鶴魚座に運ばれ、同日から始まった町民試食会に出された。試食会に訪れた50代の女性は「美味しかった。全国から注目されると良いですね」と笑顔を見せた。

町の新ブランドに

 岩ガキの養殖は、真鶴町が新たな名産品にしようとカキの産地でもある島根県海士町から技術支援を受け、2015年度から試験的に始めた。真鶴の海は、すぐに深くなる「どん深」という地形と、富士山からの地下水が真鶴の林を通り真鶴湾に流れ出ることから、多くのプランクトンが集まりカキの生育に適していることが取り組みの後押しとなった。

 2018年には本格出荷を目指し、地元漁師や町関係者らで作る「真鶴町岩沖岩牡蠣養殖事業推進協議会」を設立。毎年約12万個の養殖を行なってきた。岩ガキはロープで海中に垂下されており、漁師が定期的に引き上げ、フジツボなどを削り落とすなど世話を続けてきた。今年3月には地元漁師で作る民間会社(株)岩ガキBASEを設立し、本格出荷に向けて準備を進めていた。今年は町内を中心に約5万個を出荷する計画で、今後は10万個の出荷を目指す。20日から町内の取扱店で販売が始まり、真鶴魚座で生岩ガキ1個税込み1100円で食べられる。
 

出荷された岩ガキ「鶴宝」
出荷された岩ガキ「鶴宝」

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のトップニュース最新6

民間提案制度 対象を拡大

小田原市

民間提案制度 対象を拡大 経済

柔軟な発想 まちづくりへ

9月25日号

感謝と敬意 音色に込めて

バイオリニスト式町水晶さん

感謝と敬意 音色に込めて 文化

パラ閉会式で演奏

9月25日号

「小田原留学」で人材育成へ

「小田原留学」で人材育成へ 教育

学生視点で活性化策 提言

9月18日号

紙・デジタル2本立て

プレミアム付商品券

紙・デジタル2本立て 経済

小田原市 発行額7億6千万円

9月18日号

「高潮浸水」想定図を初作成

小田原市

「高潮浸水」想定図を初作成 社会

区域、水深を明示

9月11日号

コロナ 自宅療養者をケア

コロナ 自宅療養者をケア 社会

医師会、看護師ら連携

9月11日号

あっとほーむデスク

  • 9月25日0:00更新

  • 9月18日0:00更新

  • 9月4日0:00更新

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

森林の魅力 満喫する1日

小田原市いこいの森

森林の魅力 満喫する1日

10月2日(土)に人気イベント「きまつり」

10月2日~10月2日

小田原・箱根・湯河原・真鶴版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年9月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook