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『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』を出版した 今井 しょうこさん 箱根町出身 48歳

公開:2021年12月11日

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趣味が高じて夢叶える

 ○…小田原市久野などで遺跡発掘作業員として働いてきた10年間で得た知識や感じたことを漫画でまとめたマニュアル本を刊行。硬すぎず柔らかすぎず「自分が発掘を始めた時、こんな本があれば気軽に学ぶことができた」という内容に仕上げた。現場の体験を描いた漫画の幕間には、発掘・遺物の知識や自ら足を運び取材したオススメ博物館等を紹介している。

 ○…きっかけは自主制作漫画の販売イベント。自分の体験を描いた『遺跡発掘ガール』『遺物整理ピープル』という本がフリーの編集者の目に留まり、専門家監修のもと新たに描き直した。本が手元に届いた時の感動はひとしお。「立派な帯も付いて本当に本になってるって実感しました。学生時代に通った小田原の書店に自分の本が並ぶ様子は不思議な気分」と笑顔を見せる。

 ○…箱根町出身で現在は4児の母として秦野市で暮らす。今は趣味らしい趣味はないが、最近はBTSを聞くのがお気に入り。本の出版は子どもの頃からの夢で、箱根にいた小中学生のころから漫画や小説などを書いていた。「堅実な道を」という教師や親の言葉と夢の間で揺れ妥協案として憧れの作家と同じ芸術学部に進むが、卒業後すぐ結婚・出産。子育てが落ち着き、生活のために始めたのが遺跡発掘の仕事。「ずいぶん遠回りしたけど今までの経験が全てつながった」と語る。

 ○…「自分が学生の時、将来の指針になるものがほしかった」という思いが、この1冊に込められている。ワークマニュアルの名の通り遺跡発掘初心者が学べる本として作ったが、本当に読んでほしいのは中学生くらいの子たち。「こういう分野、道があるということを知るきっかけになってくれたら嬉しい」とメッセージを送る。

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