小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告
公開日:2022.01.01
活動報告
地域の公共交通の役割とは
小田原市議会議員 鈴木和宏
この原稿を書いている時点で新型コロナの県内の感染者は少ない状況が続いております。医療従事者をはじめ、全てのエッセンシャルワーカーの皆様に感謝を申し上げるとともにこのまま感染が収まってゆくことをお祈りいたします。しかし1年半に及んだ行動自粛の影響は地域経済だけでなく私たちの健康にも影響が出始めております。毎日の活動はもちろん、おしゃれや会話などを楽しみ、心身ともに健やかであることが大事です。
さて、昨年の3月に市内を走るバスの3路線が廃止になる旨の届け出が県の協議会に地元バス会社からなされました。理由は運転手不足と、利用者減少に伴う経営悪化です。特に小田原駅と根府川駅・石名坂をつなぐ路線は代替の交通手段がありません。私は公共交通の専門家にも意見を仰ぎ、現地の調査を進め、12月定例会の一般質問において公共交通に関わる市の役割について市長に質問をいたしました。市長からは「現在策定中の第6次小田原市総合計画の基本構想に掲げる“誰もが気軽に外に出ていける環境の整備”に向け移動手段の確保に取り組んでいく」との前向きな答弁をいただきました。
今後は地域における話し合いを通じて様々な意見や選択肢が出てくることと思います。地域のニーズにぴったりの、活性化にもつながるような仕組みができることを期待します。そして、本市において高齢化はこの先も進み、運転免許証を返納される方も増えてくることでしょう。一部地域だけでなく市民全体の問題ととらえるべきです。
小田原は鉄道6路線18駅とバス路線があり、コロナ禍の厳しい中でも市民生活を維持するため運行が継続されています。お出かけを通じて、買い物をして、美味しいものを仲の良い人と食べることは健康寿命延伸のための多くの要素が詰まっています。感染対策をして電車・バス・タクシーでお出かけをしてみませんか?その先々での出会いが本当の「地域コミュニティ交通」の成立には欠かせないと考えます。
鈴木和宏
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神奈川県小田原市早川
TEL:0465-24-3070
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