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公開日:2022.06.04

小田原市
非常時発動 初の訓練
地域マイクログリッド

  • 地域マイクログリッド発動に向け、連絡を取り合う関係者

 災害時の大規模停電を想定し、小田原市と民間企業が連携して5月30日、小田原こどもの森公園わんぱくらんど第2駐車場で地域マイクログリッドの非常時発動訓練を初めて行った。



 地域マイクログリッドとは、大規模な発電所の電力供給に依存せず、エネルギーを地産地消する小規模な電力ネットワーク。限られたエリア内で、太陽光発電などの再⽣可能エネル ギーで電気をつくり、蓄電池などで電⼒量をコントロールして電⼒供給を賄うシステムだ。



 小田原市は2020年度、京セラ(株)、(株)REXEV、湘南電力(株)、(株)A.L.I. Technologiesと協働で同公園内に「地域マイクログリッド構築事業」を進め、21年度に完了。敷地内には太陽光発電や大型蓄電池、調整力ユニット、EVと充放電器が設置され、非常時にも同公園と、隣接するいこいの森、フォレストアドベンチャーの3施設への電力供給が3日間程度可能になっている。



 訓練では平常時にエリア内に電力を供給している東京電力パワーグリッドの系統線約700mを解列し、3施設を一時的に停電させた。守屋輝彦市長が地域マイクログリッドの発動を指示すると、市と京セラ、東京電力パワーグリッドの職員が協力し、蓄電池から系統線へ電気を送る切り替え作業が行われた。給電が開始されると、管理棟に再び明かりがついた。その後、地域マイクログリッドを停止して平常時の状態に戻すための一連の動作を確認した。



 市によると、一般送配電事業者が所有する既存の配電網を活用した地域マイクログリッドによる電力の供給は、国内で初めてという。



 守屋市長は「技術的なものは立証できた。実用化へ向けた取り組みを公民連携で進めていく」と話し、エリア拡大や他エリアでの実施などの可能性を検討していくとしている。

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