戻る

小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告

公開日:2022.10.29

活動報告
新型コロナとフレイル
小田原市議会議員 鈴木和宏

 新型コロナウイルスの感染拡大が始まり3年目となりました。最近では行動制限が緩和され、出かけたり飲食を共にすることが増えてきましたが、それでもマスクをつけて生活することは当分の間続きそうです。

 持病がある方や高齢者の「外出控え」が習慣になってしまっていることは相当にやっかいです。

私がV-RESASで分析したところ、この1年で若い世代や女性同士の行動は以前に近いくらい戻ってきましたが、高齢者と男性単独の活動は以前より減ったままの状況であることが読み取れます。私達はこの間、等しく3年分の年をとったのですが、それにしても筋力は衰えてしまったのではないでしょうか。

 健康と要介護の間にある状態を『フレイル』と呼びます。フレイルには、筋肉量の低下や栄養状態や口腔機能が低下するといった「身体的フレイル」、大切な人が亡くなったり定年退職などで生活が大きく変化する中で起きる「心理的フレイル」、加齢にともない社会とのつながりが希薄化することで独居・経済的困窮状態によって起きる「社会的フレイル」-の3つが挙げられます。これら3つの連鎖で、老化や自立度の低下は急速的に進みます。この連鎖への入口は人それぞれですが、いちど負のサイクルが進むと加速度的にこの状況は進みます。

 健康寿命を延ばすため、私は事あるごとに口腔の健康とフレイル予防を訴えています。それはフレイルは改善できる状態だからです。フレイル予防は栄養・身体活動・社会参加の三位一体です。人それぞれフレイルの入り口が異なるからこそ、負のサイクルに陥る前にそれぞれの予防に努めることが肝要です。

 色々と書きましたが、自分の体を動かす習慣づけは本当に難しいと感じます。いまだにマスクを忘れてジョギングに出ると気まずい感じもあります。でもどうぞ感染対策をし、散歩や運動をして、頑張るご自分に金メダルを差し上げて頂けたらと思います。目指せ「ねんりんピック」!

鈴木和宏

神奈川県小田原市早川

TEL:0465-24-3070

http://kazuhiro-suzuki.jp/index.html

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告の新着記事

    小田原・箱根・湯河原・真鶴 意見広告の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS