小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日：2023.07.15
一般財団法人小田原市事業協会の代表理事に就任した
安藤 圭太さん
南足柄市在住 61歳
目の前の仕事に注力
○…上府中公園、市民交流センターＵＭＥＣＯといった施設の管理運営事業や駐車場の管理事業などを行う小田原市事業協会。行政を補完する役割である一方、財団法人として自立した経営も求められる組織のトップとして「難しいけどやりがいがある。目の前の仕事に注力していきたい」と前を向く。
○…小田原市出身。大学卒業後、「小田原のまちを良くしたい」との地元愛で小田原市役所に入庁。合計で12年所属した企画部では、行政運営の指針「総合計画」策定に４回、文化部では三の丸ホールの建設事業と、ソフトとハードでまちづくりに携わった。昨年３月に定年退職し、小田原市事業協会に再就職した。最初に就いたＵＭＥＣＯのセンター長職では窓口業務も担い、土日出勤など慣れないシフト勤務も経験した後、今年６月に代表理事に就いた。「市民と直接かかわることで第一線の職場の大切さがわかった」
○…休日は家事など１日のやる事を決め、充実した時間を過ごす。「健康維持のため」と５年ほど前から始めた週末の10Kmランニングでは四季の移ろいや川の流れる音といった新たな楽しさを実感。最近では独立した長男から「孫の写真も送られてくる」と笑うように”おじいちゃん”としての一面も加わった。
○…１９７４年、地域の発展と青少年の健全育成を目的に設立された事業協会は来年３月に設立50周年を迎える。団体としての発展を目指す中で「組織が活性化していく一策になれば」と職員に50周年事業のアイデア募集の呼び掛けを行った。管理や運営といった職務の中にもクリエイティブな発想を大切にすることで職員のモチベーション向上を図るなど、新たなトップとしての姿勢も垣間見ることができる。
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