神奈川県行政書士会小田原支部の支部長に就任した 小関 康一さん 小田原市東町在勤 46歳
悩み解決 連携で応える
○…神奈川県西2市8町の行政書士118人が在籍する支部のまとめ役に就いた。支部の主な活動は、月1回の無料相談会の実施や会員向けの研修会など。支部長の就任に、「いよいよ順番が来たな」と、控えめな性格ながらも引き受けた。各種の許認可申請や相続、遺言、成年後見など多岐にわたる相談に対応する行政書士。「身近な街の法律家」として、行政と市民の架け橋のような存在であり続ける。
○…小田原市出身。学生のころから父の行政書士事務所で手伝いをしていた。自然と「法律に関わる仕事がしたい」と、大学では法学部に進学。23歳で行政書士資格を取得し、現在は県西土木センターの向かいにある父の事務所で、主に建設業の依頼を中心に対応している。
○…「いざ困ったときに誰に相談すればよいか分からない人がいるのでは」。2011年に同世代を中心に、「西湘士業パートナーズ」を社労士や司法書士、税理士など他士業者と結成。「自分のところではできない仕事がどうしてもある」と、分野の垣根を越え、相談者の悩みの解決を目指してきた。「能力と資格が違っても、ネットワークがあればできることがある」。同支部の活動でも他士業との交流の場を設けたいという。「連携があるのは損ではないから。士業同士でうまくコミュニケーションをとっていきたい」
○…休日は一眼レフカメラを手に旅行に出かける。撮りためた写真は、20年ほど前から毎年作成しているカレンダーを飾る。「毎年楽しみにしてくれている人もいるんですよ」。3年前から巡り始めた日本100名城のスタンプラリーは現在37カ所目。「まだまだ折り返しにはほど遠い」、支部長就任で達成はさらに先になりそうだ。
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